12球団の“熱烈”識者が語る!昨シーズンと新シーズン

吉田正尚が抜けても「全員で勝つ!」 オリックスの盤石投手陣と「響き渡る応援歌」で狙うは3連覇

Timely!編集部

1軍で見たい横山の投球、「相乗効果」を期待する頓宮の打撃

石原さんが一番期待する若手として名前を挙げた横山楓 【写真:共同通信社】

菊地 石原さんはファームの試合も観に行っていると伺っていますけど、若手選手で出てきてくれたら嬉しい選手は誰になりますか?

石原 横山楓投手です。

菊地 はいはい。

石原 初めて横山投手の投球を見たときに、よく分からないんですけどストレートが「ギュイーーン!」って伸びる感じがしたんです。「うわっ!すご!」って思って、山本由伸投手の投球を初めて見たときと同じくらい興奮したんです。なのでずっと早く(1軍に)上がってきて欲しいなと思っています。
 2021年のドラフト指名選手の中で唯一1軍に上がれていないんですけど、私はすごく将来性があると思っていますし、横山投手のタオルも買って(1軍で応援する)準備もしているので、ぜひ1軍の試合で見たいなと思っています。

菊地 もうタオルも購入して(笑)。

石原 あとは宇田川(優希)投手が後ろで投げたいって何かでおっしゃっていたと思うんですけど、でも私は先発もちょっと見てみたいんですよね。イケると思ってるんですけどね。

菊地 宇田川投手の先発は夢がありますね。そこで横山投手がまた後ろとかでハマってきたら良いですよね。

石原 そうなんですよ。色んなタイプのピッチャーが、それぞれクオリティが高いので、それを見るのが楽しいんですよね。だからもっと『ほっともっとフィールド神戸』で試合してくれへんかなと思っています。ブルペンが見られるので。

菊地 (試合で投げなくても)ブルペンで準備はしてくれますもんね。

石原 そうなんですよ。

菊地 吉田選手が出ていきますけど、西武から森友哉選手が入ってくるという明るいニュースもあるわけですけども、森選手への期待はいかがですか?

石原 私、オリックスの選手しか見ていなくて.....。アダム・ジョーンズ選手が来たときも、どれだけすごいバッターかということを全然分かっていなくて。
 だから森選手もすごい選手だなというくらいで、どういうバッティングをされるとか、そこまではよく分からないんですけど、来るからにはもうめちゃくちゃ打って欲しいですし、森選手が来ることで良い相乗効果が起こって、頓宮(裕真)選手に頑張って欲しいなと思います。打つ方では「俺も負けへんで!」っていうところを頓宮選手に見せて欲しいなと思ってます。

菊地 頓宮選手もパワーはすごいものがありますもんね。

応援歌が響き渡るオリックスのホームスタジアムは最強!

3年連続の投手タイトル4冠への期待も高まる、絶対的エースの山本由伸 【写真:共同通信社】

菊地 ちょっと気が早い話で恐縮なんですが、2023年のオリックスが——

石原 優勝です!!

菊地 早いですね(笑)。じゃあもう3連覇?

石原 はい。2022年のシーズン前半は(チームの調子が上がらず)私もへこたれかけて、応援する側として「これじゃダメだ」と思ってました。でも、音楽のライブとかでは少しずつ声出しOKとかに戻ってきているので、2023年は応援歌も歌えるんじゃないかと期待しているんです(編集部注|この対談は12月9日に行われたものです)。
 応援歌が響き渡る「京セラドーム」と「ほっともっとフィールド神戸」は最強だと思っているので、そういう意味でも優勝です!

菊地 コロナ以降のオリックスは、本来の姿よりまだ足りない部分があるというか、まだまだ最高になれる余地があるということですね。

石原 まだピースがハマっていない状態だと思っています、というのも、2021年にすごいガーって調子が上がりだしたときって、応援団さんが帰ってきてからなんですよ。応援団さんが帰ってきたその日に、山岡(泰輔)投手が怪我で緊急降板しちゃって、でもそのあとも応援団さんがおるから手拍子とかが揃いはじめて、その試合は勝ったんです。それでヒーローインタビューの時に杉本(裕太郎)選手、ラオウさんが「今日はやっと応援団の皆さんが帰ってきてくれたので、そのお陰で打てたと思います」って言ってくれて。
 そこからなんか「全員で勝つ」というのが、うわーって盛り上がっていった気がしているので、「応援って届いてるんや」って確実に思った日だったんですよ。
 だから、あと足りないのは(応援の)声なので、一日も早く声援が届けられる日が来れば、もう一段強くなってくれるんじゃないかなと思っています。

菊地 最後になるんですけども、2023シーズンの開幕投手を勝手に指名して頂けますでしょうか?

石原 どうせ山本由伸投手やと思っているでしょ?

菊地 はい。勝手ながら思ってしまうんですけども。敢えて変えますか?

石原 じゃあ、変えます。宮城(大弥)投手で。(編集部注:この対談は12月9日に行われたものです)

菊地 おぉー。敢えての宮城投手。

石原 はい。これからさらに担っていただいて、女性ファンをさらに獲得してもらうためにも、開幕戦で勝利を挙げてもらってそこから勢いをつけてもらいたいので。
 開幕戦で勝ち投手になるって、そこから先に勢いをつけていけると思うのでそういう期待も込めて、開幕投手は宮城投手でいきたいと思います。多分(開幕投手は)はずれますけどね(笑)。

菊地 でも、こうやってあーでもない、こーでもないって色々と予想するというのも、シーズンに向けてエンジンを暖めていこうというような、ファンの楽しみですよね。

石原 そうですね。野球の話がめちゃくちゃ楽しすぎて、話が長くなってしまいがちなんで、なんかすみません。

菊地 (笑)。

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