【補強診断】セ・リーグは1球団がA評価 巨人は最低評価も垣間見える「若手飛躍を見込んだチームづくり」
広島 評価A
【データスタジアム株式会社】
補強選手での注目は、助っ人大砲のデビッドソン。メジャーでは2017年から2年連続で20本塁打以上をマークし、今季は3Aで32ホーマーを放った。三塁のレギュラーだった坂倉将吾が来季から捕手に専念するため、その三塁にデビッドソンがフィットするようだと、得点力は大きく向上することだろう。また、ドラフトでは投手を中心に補強している。上位で高校生を指名した一方で、3位の益田武尚をはじめに社会人出身の投手を3人指名した。近年の広島は、栗林良吏や森浦大輔といった大学や社会人出身の投手が即戦力として活躍しており、この分野のスカウティングに自信をのぞかせる。現役ドラフトで獲得した戸根千明とともに、投手力の底上げが期待される。
中日 評価C
【データスタジアム株式会社】
一方の野手陣は、ドラフトや外国人といった新戦力による補強が中心となった。今季メジャーで10本塁打を放ったアキーノは主軸候補の筆頭だろう。さらに、2020年までの在籍3年間で通算打率.316、31本塁打を記録したアルモンテが復帰した。今オフは野手陣の世代交代を進める動きが活発で、来季に関しては未知数の選手が多い。先述のトレードに加えて、計算の立つA.マルティネスも退団しており、数年後を見据えたチームづくりに動いた印象だ。ドラフト2位の村松開人、同6位の田中幹也は即戦力として高い評価を受けており、今後のチームの行方を占う存在だろう。センターラインを若手で固めることができれば、長期間にわたって上位争いを演じることができるはずだ。
総括
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