【補強診断】セ・リーグは1球団がA評価 巨人は最低評価も垣間見える「若手飛躍を見込んだチームづくり」
阪神 評価C
【データスタジアム株式会社】
一方の野手では、主軸候補としてノイジーを獲得。3Aでは直近3年間で通算打率.318を記録しており、ポイントゲッターとして期待が大きい。また、中央大からドラフト1位で入団した森下翔太も外野のレギュラー候補に挙げられる。このほかに新外国人のミエセス、日本ハムから渡邉諒、髙濱祐仁の両名をトレードで獲得するなど、新戦力はいずれも打撃が持ち味の選手だ。今季は佐藤輝明、大山悠輔に続く得点源となる打者を欠いただけに、オフはその役割を担えるような選手の確保に動いた形となった。
巨人 評価D
【データスタジアム株式会社】
投手陣では、在籍6年間で通算防御率3.14を記録したメルセデスをはじめ、山口俊や井納翔一といった実績のある選手の退団が目立った。今季は堀田賢慎や井上温大など、プロ初勝利を記録した投手が8名おり、世代交代のシーズンだったといえる。ビーディやメンデスといった新助っ人を加えているものの、退団選手を上回る活躍ができるかは未知数な部分が大きい。さらなる助っ人外国人の獲得も予想されるが、チームの代名詞ともいえる大型補強はここまでない。今オフは若手の飛躍を見込んだチームづくりの方針が垣間見える。