琉球のジャック・クーリーが11月度の月間MVP受賞…ゴール下で躍動、5試合すべてでダブルダブル
沖縄での生活も満喫「沖縄は自分の家、“ホーム”」
コート内はもちろん、コート外でも充実した日々を送っている 【(C)B.LEAGUE】
昔から非常に大きかったです。身長に関しては高校1年生の時から今と変わらないぐらいですよ。
――高校時代はマイケル・ジョーダンさんの息子マーカス・ジョーダンさんと一緒にプレーしたことがあるようですね。
プレー面で活躍していましたし、なんと言ってもナイスガイ。人柄がとても良かったですよ。
――高校、大学時代を振り返ってください。
高校生の頃はどちらかというと、周りが自分よりも小さかったため、自分が活躍しやすい環境でした。大学時代、あとは今のBリーグでもそうですけど、周りに身長が高く、体の強い選手も増えてきました。そういった面では高校より、大学以降のほうがプレーしづらくなっていると感じます。
――プロ入り後は2014年にNBAデビューを飾りました。
大学卒業後は一度トルコに行って、そこで経験を積んでいました。まだ若かったので、とてもハードにトレーニングに励んでいました。その積み重ねが試合で活躍することにつながって、NBAのチームに呼ばれたと思っています。
――これまで45番を背負ってプレーする機会が多かったと思います。45番を選んだ理由は?
大学では45番以外の41番など違う番号をつけることもありました。プロのキャリアをスタートさせる時、41番を選ぶことができなかったので、45番にしてそれ以降も45番をつけています。
――NBAやヨーロッパでもプレーを経て、Bリーグでのプレーを選択しました。Bリーグ全体のレベルについてはどのように感じますか?
ルールやレギュレーションが異なるため、一概に比べることはできません。ヨーロッパ各国のレベルは非常に高かったと思います。日本には4年間いますけど、Bリーグのレベルも高まっていると感じています。
――2020年に沖縄県内役所へ婚姻届を提出しました。クーリー選手にとって沖縄はどのような場所ですか?
ホーム、本拠地という言葉が似合うくらいです。結婚だけではなく、いろいろな思い出があります。ファンや友だちがこの4年間でたくさんできました。プレー以外でも沖縄の方々と交流する機会が多いです。沖縄は自分の家、“ホーム”という言葉が一番似合っていると思います。
――温暖な気候での生活はいかがですか?
(12月ですが)まだ非常に暖かいです。海などの自然や景色を楽しめるのも沖縄。そういった意味で沖縄という場所を楽しめています。
――2022年7月に第一子が誕生しました。子育てはいかがですか?
子育てに関しては妻と話して、自分がやれる時はやっています。試合で家にいない時もあるので、そういった場合は妻に任せています。妻と交代交代で子育てをやっていますよ。
――趣味は読書、ビデオゲーム、ゴルフ、釣りだそうですね。
自分の趣味は多いと思っています。ビデオゲームをすることがありますけど、今は子育てに夢中です。毎日、本を読むようにしています。趣味のなかでも一番時間を割いています。
――沖縄で釣りに行きましたか?
2年前に行きましたけど、その後はコロナ禍なので行けていません。2年前は非常に楽しんで釣りをできたと思っています。
――好きな沖縄料理はありますか?
たくさんありますけど、特に挙げるなら沖縄そば。沖縄の料理に触れる機会が多く、ここの文化を楽しむことができていると感じています。
――琉球のファンについてどのような印象を持っていますか?
街中で会った時でも非常に良くしてくれます。ファンの声が自分の力になっています。ファンと交流する理由として、自分の力になってくれるからです。Bリーグのなかではファンとして一番だと思っています。
――ヨーロッパとの違いを感じますか?
ヨーロッパのファンはキングスファン同様、熱量がすごいです。ただ、罵声やガツガツくるというのが印象に残っています。キングスのファンは熱量があって、敬意を払ったうえで、情熱を持って観戦してくれる印象です。
――今シーズンの目標を聞かせてください。
チームの最終的な目標としてBリーグ制覇があると思っています。そこに向けて西地区優勝、天皇杯優勝、それ以外の小さな目標もあります。一つひとつの目標を達成していくため、自分がいかにチームを助けられるか。それが自分の目標であり、自分がやらなければいけないことでしょう。Bリーグ制覇を達成するために、少しでもチームに貢献することが個人の目標です。
――ファンへのメッセージをお願いします。
いつもありがとうございます。昨シーズン(の沖縄開催が予定されていたオールスター)は残念ながら中止となってしまいましたが、今シーズンもオールスターへ選出していただきありがとうございした。プレーできることを楽しみにしています。