連載:球団別プロスペクト&現役ドラフト注目選手

セ・リーグ球団別「期待の若手選手」 複数の若手がタイトルを獲得した今季に続けるか?

データスタジアム株式会社

中日ドラゴンズ

【データ提供:データスタジアム】

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 中日の投手陣では、2年目左腕の上田洸太朗が春先から安定したピッチングを見せ、5月に支配下契約を締結。一軍で8試合に登板して2点台の防御率を記録するなど、実力の高さを存分にアピールした。育成右腕の松木平優太は制球面に課題を残すも、前年を上回る登板機会を得て、貴重な経験を積んだ。また、ケガから復帰した育成の竹内龍臣は15試合に救援登板。防御率3.00とまずまずの結果を残し、順調な回復ぶりをアピールした。

 一方の野手陣では、今季から外野に挑戦した3年目捕手の郡司裕也が3割を超える打率を記録。一軍では思うような結果を残せなかったが、首脳陣の期待は大きい。ルーキーの福元悠真は7月7日に一軍でプロ初スタメンを果たし、うれしい初ヒットも放った。同じくルーキーのブライト健太は、度重なる故障もあり実力を発揮しきれなかったが、要所で身体能力の高さを伺わせるプレーを見せた。今季リーグ最下位に沈んだ中日は、戦力の底上げが急務となる。岡林勇希や土田龍空に続く、活きの良い若手の台頭が待ち望まれる。

総括

 今季のセ・リーグは、これまで一軍で実績のなかったヤクルトの長岡がショートのレギュラーに定着。ゴールデングラブ賞を受賞する活躍を見せ、リーグ連覇に貢献した。長岡のほかにも、中日の岡林が最多安打、阪神の湯浅京己が最優秀中継ぎ投手に輝くなど、複数の若手選手がタイトルを獲得するまでの成長を遂げた。来季以降、本コラムで取り上げた選手たちが、チームの主戦力として球界を盛り上げていくことを期待したい。

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