バランスがいい飛び系アイアン!ヤマハ「インプレス ドライブスター アイアン」

スポナビGolf

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2022年10月に新しく発売された、ヤマハ「インプレス ドライブスター」シリーズ。そこで今回はクラブフィッターの小倉勇人さんに、「インプレス ドライブスター アイアン」を試打していただき、その特徴を解説していただきました。

インプレス ドライブスター アイアンの特徴

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ヤマハのインプレスブランドは前作はインプレス UD+2というブランドで展開していました。

今回「インプレス ドライブスター」というブランドでリニューアルして大きな変化を見せています。

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一番変わったところは形状です。アスリートモデルと言われても違和感ないきれいな形状です。

飛び系から操作性のクラブになったのではなく、飛距離性能をしっかりと継承しつつ、顔やフィーリングにこだわるゴルファーも使いやすいように進化したのが、今回のドライブスターになります。

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少しフェース面は大きめで面長です。アイアンの設計上、フェース面がたわむエリアと実際の重心点・打点が少しずつ離れてしまうことが多いです。フェースの少しトゥ側に支える部分を作り、たわむ点を打点と重心点に近づけるようにして設計されています。

打点・たわむ点・重心点が揃うと、より効率のいい初速の速い球が打ちやすくなります。フェース面の素材はステンレスですが、X37という新しい素材を使ってます。弾き感のある軽やかな打感です。

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ステンレスなので、何も無い状態では硬いソリットな感触だと思うんですけど、今回バッチをバックフェース全面に貼ることで、柔らかくソフトな打感を味わえるようになっています。

構えやすく、見た目で敬遠していたようなゴルファーを取り込みながら、UD+2のユーザーを継承できるように、つかまり性能・飛距離性能をコントロールして作っています。

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ヘッド自体はニュートラルより少しつかまるくらいの印象です。飛距離性能は正直UD+2と同等と言っていいと思います。通常のニュートラルなアイアンと同じようなイメージで振ると、狙った所にピシッと出て驚くような飛距離が出ます。

7番で170〜180ヤード近く飛び、5000回転くらいのスピン量です。7番として考える飛距離にしては非常に飛びすぎてしまうかなと思いますし、スピン量も7番アイアンとして考えると少し足りなく、これだとグリーンで止まらないと考えてしまっていました。ただ、十分グリーンを狙えるスピン量は確保していると思うので、番手の数字にとらわれず、実際飛んだ数字から逆算すると全然使えます。ちょっと見方を変えてこういったアイアンもみつめてみると、上級者にとってもめちゃくちゃ楽なアイアンかもしれません。

もちろん、UD+2ユーザーの方は、純正シャフトで打っていただければ十分やさしさを体感していただけます。いい顔でやさしく打ちたい方にももちろんおすすめです。非常に幅広いユーザーに使えるアイアンに仕上がっていると思います。

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ヤマハの旧作モデルもチェック!

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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