スピン性能を楽しみたい人に◎ キャロウェイ「JAWS RAW ウェッジ」

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今回はクラブフィッターの小倉勇人さんに、2022年7月に発売されたキャロウェイ「JAWS RAW ウェッジ」の特徴や、おすすめユーザーについて詳しく語っていただきました。

JAWS RAW ウェッジの特徴

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JAWS RAWウェッジの最大の特徴はフェース面のノーメッキです。ヒール側からトゥ側を含んだフェース面がノーメッキの状態で仕上げてます。

メッキとノーメッキの違いについて、理論上はあまり影響はないはずなんですが、実際にボールを打つと、滑りにくさや摩擦係数などに関連して確実にボールに掛かるらしいです。上手い人ほどそう言うので、スピンを掛けたいならノーメッキの方が有利だろうと言えると思います。

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しかし、全部ノーメッキにすると錆びてしまい、毎回メンテが大変で見た目もあまり良くないので、フェース面以外の部分はしっかりメッキをして耐久性や美しさを保ち、しっかり機能を高めたのが今回のJAWS RAWウェッジになります。

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フェース面の加工はマイクロフィーチャー。溝と溝の間に斜め20°に細かいミーリングを入れる技術で、安定してスピンをかけるためのものです。

それと、37Vグルーブ(ロフト54〜60°。48〜52°には20Vグルーブとフェースブラストを採用)、これはフェース面と溝の角度をさします。より安定してスピンをかけるための角度で、計算されたものを採用しています。

前作のJAWS ウェッジからの進化

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JAWSから進化した部分は、トゥ側にタングステンウェイトを配置し、開いたり芯を外した時にヘッドのブレを抑えて、安定したアプローチができるように進化してます。

実際にJAWS RAWウェッジを使って、ツアープロも活躍しています。キャロウェイ契約プロの西村優菜選手がJLPGAツアー2022シーズン第19戦最終日の18番ホール、すごく難しいバンカーショットでJAWS RAWウェッジを使って、ピン側にリカバリーして優勝したシーンがありました。

スピンをかけることに関して言えば、前作のJAWS ウェッジから性能はぐんと上がっていると思います。

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JAWS ウェッジは4タイプのソールも用意されていてバリエーションも豊富でした。評価も高かったんですが、さらにスピン性能を上げて、よりシビアなショットにも対応できるようになったのが今回のJAWS RAWウェッジだと思います。

試打した印象

実際に芝の上で試打して感じたのは、フェースの乗り感やくいつきです。58°のウェッジで打ちましたが、出球が低いんです。低いというのは、フェース面にしっかりボールが乗って食いついている証拠のひとつ。これはボールを止められるイメージが湧きますね。

スピンでしっかりアプローチを止めるイメージがある人には、非常に安定してスピンがかかるので、そういう点からも非常に性能が高い印象を受けました。

おすすめユーザー

基本シビアなショットを要求される人が使うと結果を出してくれると思います。

あとは単純にスピンを楽しみたい、プロと同じような球を打ってみたい人にもぜひ打ってもらいたいと思います。ウェッジ自体はそれほど難しいウェッジではないので、多少球の手前から入ってもスピンはかかってくれます。スピン性能を味わいたい、楽しみたい人はぜひJAWS RAWを試してみてください。

キャロウェイのウェッジをチェック!

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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