連載:プロ野球・スポーツナビ週間MVP

打線けん引の主砲がセパともに週間MVP 首位快走の楽天、好調要因はデータでも明白

データスタジアム株式会社

今季初完封を記録した広島のエースが1位に

【データ提供:データスタジアム】

1位 大瀬良 大地(広島)

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 開幕から安定したパフォーマンスを続ける広島のエースがセ・リーグ投手1位に輝いた。4月29日の中日戦に先発して9回2安打無失点。特に5回以降は1人の走者も許さず、中日打線をシャットアウトした。節目となる球団通算4500勝目に今季初完封で花を添えた。

2位 青柳 晃洋(阪神)
 4月29日の巨人戦に先発。持ち味の打たせて取る投球で凡打の山を築き、9回2失点の快投を披露した。これで22日のヤクルト戦に続いて2試合連続の完投勝利。安定感抜群のピッチングを続ける右腕は、今季初登板から3戦3勝をマークしている。

3位 九里 亜蓮(広島)
 4月28日のヤクルト戦で7回3安打無失点の好投を披露。ピンチを背負う場面もあったが、要所を締めてヤクルト打線にホームを踏ませなかった。今季2勝目とはならなかったものの、2点のリードを守ったまま救援陣にバトンを託して先発の役割を果たした。

連続イニング無失点を18まで伸ばした高橋光成

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1位 高橋 光成(西武)

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 4月29日のオリックス戦で8回3安打無失点。3回以降は毎回走者を許す苦しい展開が続いたが、2本の併殺打を打たせるなど要所を締めるピッチングで相手打線を抑え込んだ。この登板で連続イニング無失点が18まで伸びており、右腕の頼もしさは日々増している。

2位 安楽 智大(楽天)
 4月26日のロッテ戦で同点の9回に3番手として登板。2本のヒットを浴びて一打サヨナラのピンチを招くも、2者連続三振で切り抜けた。30日のソフトバンク戦でも延長11回を抑えてサヨナラ勝利を呼び込むなど、緊迫した場面でのタフな投球が評価された。

3位 平野 佳寿(オリックス)
 オリックスのベテラン守護神がランクイン。4月26日に行われた日本ハム戦では1点リードの延長10回に登板すると、相手打線を3人でシャットアウト。WPAの観点から見ても価値が高いこのピッチングで、見事に日米通算200セーブの偉業を達成した。

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