白熱のリヴァプールとの頂上決戦は2-2の引き分け【マンチェスター・シティ】

マンチェスター・シティFC
チーム・協会

【©︎ManCity】

ハイレベルな試合は2-2のドローで決着

プレミアリーグ第31節、首位のマンチェスター・シティはリヴァプールと今季のリーグ優勝の命運を分ける重大な試合に挑んだ。勝ち点差1で迎えたこの試合は、結果次第ではプレミアリーグの優勝争いを決定づけることにもなりかねないため、世界中から大きな注目を浴びた一戦となった。

 両クラブのファンだけでなく、全世界のサッカーファンが見守る中、試合はいきなりシティが動かす。5分、ケビン・デ・ブライネが素早いリスタートから横パスを受け、ペナルティーエリア手前から思い切って左足を振り抜くと、シュートブロックに入ったマティプに当たってコースの変わったシュートがゴールに吸い込まれ、シティが先制に成功する。

 しかしシティのリードはそう長い時間は続かず、リヴァプールもすぐに反撃に出た。13分、ロバートソンの左クロスをファーポストに走り込んでいたトレント・アレクサンダー=アーノルドがダイレクトでゴール前に折り返すと、完全にフリーとなっていたジョタが押し込んですぐに試合を振り出しに戻した。

 それでもシティはハーフタイム8分前、フリーでファーポストに構えるガブリエル・ジェズスにジョアン・カンセロが見事なクロスを放り込むと、ジェズスがアリソンの頭上を越すシュートを決めてシティが再びリードを奪う。前半は息もつかせぬ展開で、プレミア頂上決戦に相応しい見応えのある45分になった。

先制点を決めたケビン デ・ブライネ(写真中央) 【©︎ManCity】

 しかし、後半が始まってわずか50秒後、モハメド・サラーの正確なスルーパスがシティのディフェンスのギャップを切り裂き、そのボールに反応したサディオ・マネが豪快にシュートを決めて同点に追いつかれてしまう。

 その後もお互いにハイレベルな攻防の応酬となった。63分にデ・ブライネのスルーパスに抜け出したジェズスがGKアリソンを破ってネットを揺らし、またしてもシティがリードを奪ったかのように見えたが、VARの介入の結果、オフサイドによりノーゴールとなった。

 試合終盤にグアルディオラ監督はスターリングとジェズスに代えてジャック・グリーリッシュとリヤド・マフレズを起用。そして、試合のロスタイムにデ・ブライネの超人的なスルーパスを受けたマフレズが決勝点を狙うシュートを放つも、これは大きく枠の外に飛んでいきスタジアムからため息が漏れた。

 お互いにハイレベルな攻防の応酬となった試合は引き分けに終わり、両チームの勝ち点差は維持される形となった。シティは来週もFA杯の準決勝でリヴァプールとの一戦を控えている。

 ゴール
1-0 シティ:デ・ブライネ(5分)
1-1 リヴァプール:ジョタ(13分)
2-1 シティ:ジェズス(36分)
2-2 リヴァプール:マネ(46分)
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著者プロフィール

マンチェスター・シティFCは、1880年に設立されたイングランド・マンチェスターに本拠地を置くサッカークラブで、プレミアリーグに加盟しています。44シーズンぶりとなるリーグ制覇(2011-12シーズン)や、プレミアリーグ史上初の勝ち点3桁でのリーグ優勝(2017-18シーズン)など、近年世界で最も勢いのあるクラブとして知られています。

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