――今年のベイスターズで他に楽しみな部分はありますか？

カネシゲ　あまり順位のことは考えていないんです。コロナ次第なところもありますけど、レフトのウイング席ができてからフルにお客さんを入れてないんですよね。声は出せないにしても満員の横浜スタジアムで野球を観たいなという気持ちがあります。お客さんがいっぱいになるというのは、ベイスターズにとって大きなピースになると思うんですよ。コロナ次第ですけど、お客さんが帰ってくる光景を見るという楽しみもありますね。

――チーム状況が良ければそれだけファンの人もスタジアムに来ますからね。

カネシゲ　観客動員はずっと右肩上がりきていたのに、コロナで止まってしまいましたからね。チームとファンの人が一緒になって「\横浜優勝／」を目指したいです。順位は関係ないって言いましたけど、関係ありますね（笑）。優勝したい。

――本音をありがとうございます。

カネシゲ　というのも、今年はワンチャンあると思っているんです。オープン戦を見ていても、セ・リーグは本命不在ですよね。どのプロ野球ファンの方と喋っても、みんな「今年はわからない」と言います。去年だってヤクルトの日本一を予想した人は、そんなにいなかったと思いますし、オリックスの優勝もそうですよね。

　少し前のソフトバンクや、カープ3連覇のときのように盤石と言えるチームがないので、ベイスターズの優勝もあるかなと思っています。ワンチャンあるんじゃないかくらいで構えておいたほうがいいかなと。このくらいの感じのほうが運も転がり込んでくるかなと思っています。やるべき人がケガなくやってくれさえすれば、間違いなくCSに入ってくると思いますし、短期決戦になったときのベイスターズは強いと思うので、今年は優勝に期待したいです。

1975年10月22日、大阪府出身。漫画家、イラストレーター、コラムニスト、イベント制作など幅広く活躍。著書（共著）『みんなの あるあるプロ野球』『野球大喜利 ザ・ベスト』『ベイスたんやよ！』など。テレビ朝日「サタデーステーション」、日本テレビ「スクール革命」などのイラストも担当する。