横浜DeNA チーム広報、狩野行寿が見た、桑原将志のブレない強さ

横浜DeNAベイスターズ
チーム・協会

【©YDB】

2022年プロ野球ペナントレース開幕までいよいよあと3日!
プロ野球ファンの皆さんはシーズン開幕のこの時を、待ち遠しく感じていたことでしょう。

こんにちは。横浜DeNAベイスターズ チーム付広報兼チームサポーターを務める、狩野行寿です。

小学生の時、国語のテストで0点をとってしまったことがある僕ですが、せっかくの機会をいただいたので、今シーズンの横浜DeNAベイスターズ注目選手を僕なりに紹介したいと思います。

その選手は、桑原将志選手。(ここではいつも通り桑さんと呼ばせてもらいます。)
桑さんは僕が現役でプレーしていた頃、1月の自主トレに誘ってもらい、野球のことをたくさん話し、教えてもらった良き先輩です。現役の頃から本当にお世話になっていたので、その分裏方になったらそのお返しをしたいという気持ちが強かったのです。

チームの中で一番熱く、ベイスターズファンからは“ハマのガッツマン”と呼ばれていますが、その内面は心配症で物凄く几帳面。その内面を垣間見たときは、イメージとのギャップに驚いた記憶があります。

そんな桑さんから、昨年の5月頃、「カリ、ビジターでの試合前に早出練習をしたいから手伝ってもらえないか」と、頼まれたことがありました。(即答で「もちろんです。」と返答したことは言うまでもありません。)

練習中の桑原選手の様子 【©YDB】

昨シーズン、開幕からスタメンを勝ち取った桑さんでしたが、ちょうどその時期は調子を落としていた時期でした。その状況からなんとか脱しようと、ビジターでの全体練習前、各ポイントのティーバッティングを行い、一つひとつ構えの確認をする早出練習を行っていました。

試合で結果が出ようと出まいと、翌日もやることはいつも一緒。調子を落とし、結果が出なくなってくると、やることを変える選手もいますが、桑さんは淡々と同じことを繰り返していました。

「結果が出ないとやること変えたくならないんですか?」という僕の問いに、桑さんは

「やるべきだと信じることをやり切って、それでも結果が出なかったなら、仕方ないって思える。今の俺はこれを続けることが必要だと思っている。」

という言葉が返ってきたことを今でも覚えています。

その言葉通り、同じ練習をシーズン通してずっと続け、終わってみれば打率3割を超える結果を出してみせました。

シーズン終盤、疲れが出て、身体のどこかしら痛みがあるにも関わらず、休まずやり続ける強さは、近くで見ていても本当に尊敬します。さすが、“ハマのガッツマン”の愛称で呼ばれるだけのことはあります。

今シーズン、ここまでのオープン戦では、なかなか結果が出ず、苦しんでいる姿を見てきましたが、桑さんなら絶対、大丈夫。

普段は明るく、チームを盛り上げる元気いっぱいな桑さん。シーズンが開幕したら、熱く躍動する“ハマのガッツマン”がチームを引っ張ってくれるはずです。今シーズンも、桑原将志選手にぜひ、注目してください!

横浜DeNAベイスターズ チーム付広報兼チームサポーター 狩野行寿

【©YDB】

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