五十嵐亮太が2022年セの順位&○×予想 「セはヤクルトと巨人の2強の争いに」
20年、21年と連続で本塁打王、打点王の二冠に輝いた巨人・岡本和真。五十嵐氏は令和初の三冠王を「当然狙ってくる」と見ている 【写真は共同】
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ヤクルト:奥川恭伸が最多勝を獲得する
五十嵐 奥川投手は昨季、中10日で9勝ですよね。けど、10勝していてもおかしくないような投球内容の試合が何回かありました。昨季のセの最多勝は青柳晃洋と九里亜蓮の13勝。15勝くらいはしてほしいというのと、高津臣吾監督も冗談半分で「奥川は今季15勝するよ」と笑いながら言っていたんですけど、結構本気だと思います。
――まわりにはいい投手はいますが、奥川投手が最多勝をとる確率は相当ありそうですよね。
五十嵐 そうですね。だから「○」です。
阪神:佐藤輝明が本塁打王を獲得する
五十嵐 可能性としてはめちゃくちゃあるんですが、ヤクルト・村上宗隆選手の安定感の方が僕の中では強いですね。あと、本塁打王争いとなると巨人の岡本和真選手もかなり可能性があるので、その中で言うと、ちょっと後退しているのかなという気持ちはあります。
巨人:岡本和真が令和初の三冠王に輝く
五十嵐 (令和初の三冠王は)当然狙ってきますし、巨人は昨季のシーズンの悔しさがあって、(岡本選手は)中心でやってきた選手の1人なので、今季はかなり結果を出してくるんじゃないのかなと思っています。
――岡本選手は20年、21年と本塁打王、打点王の二冠で、打率でも結果を残せるかということですよね。
五十嵐 はい。残せると思います。
――やはり対抗となってくるのは、ヤクルト・村上選手ですか?
五十嵐 そうですね。
広島:栗林良吏がセーブ王になる
五十嵐が「プレーだけでなく(野球に対する)考え方も人間性も一流」と絶賛する、広島・栗林良吏。2年目の今季、初のセーブ王となるか 【写真は共同】
五十嵐 これは可能性が高いと思います。昨季の投球は安定していたし、(セーブ)シチュエーションでしっかり結果を残してきたことが自信にもなっていると思います。以前、栗林投手にラジオ番組でお話をする機会がありました。(野球に対する)考え方や話し方とかって、いい選手かそうでない選手かはなんとなく感じる部分があるんですが、(栗林選手は)プレーもそうですが、そうでない場面での人間性や考え方も一流だと思いました。
――対抗となる選手はいそうですか?
五十嵐 阪神はスアレス投手がいなくなったでしょう。DeNAは(阪神と比べると)ちょっと不安定でしょう。ヤクルトのマクガフ投手も最初は抑えをやるかもしれないけど、最終的にどうなるか。栗林投手よりも若干落ちる感じがします。
――となると、相当可能性の高い「○」ということでしょうか?
五十嵐 巨人もそう。中日も可能性はあるけど、そうなると(栗林投手がセーブ王を獲得する)可能性は結構高いですね。