スキージャンプをイラスト付きで徹底解説! 競技特性やルール、ジャンプ台の特徴は?
その後、ルール改正などで一時は低迷した「日の丸飛行隊」だが、男女ともに日本では初となるワールドカップ総合王者が生まれるなど、新たな世代が台頭。北京五輪でもメダル獲得への期待が高まる。そんな注目のスキージャンプに関して、近年細かく調整されてきたルールの最新情報や競技特性、北京のジャンプ台の特徴、注目選手などについてイラスト付きで解説する。
ウエアや板は?スキージャンプの基本ルール
スキー板の長さは「BMIルール」という体格に基づいた規定によって決まる 【写真:C-NAPS編集部】
【ジャンプ台の大きさについて】
【北京五輪会場のジャンプ台の特徴とは?】
着地地点は人工雪で固められ、助走路はアイストラックと呼ばれ氷で作られている。人工雪による懸念もあるが、影響は着地の際だけで、自然雪と人工雪の違いによる競技への影響はほとんどない。また、助走路に関しても国際大会ではほとんどのジャンプ台がアイストラックを採用しているため選手が感じる影響は少ないと予測されている。
【スキー板の長さについて】
長野五輪以降にこの身長に対するスキー板の長さのルールが変わり、長身の選手がより長いスキーを履けるようになった。欧州に比べて長身選手の少ない日本は低迷。また、以前は体重の規定はなく、過度な減量による健康上の弊害を防ぐためにこのルールが定められた。そのため、選手たちはBMI21を切らないように体重管理を徹底している。