連載:プロ野球ファンが考える「○○ファン」ってこんな人!

圧倒的だった阪神ファンのイメージは?  12球団ファンに聞くイメージ調査<阪神・広島・中日編>

カネシゲタカシ

中日ドラゴンズ:外でクールな内弁慶は名古屋人気質?

中日ファンの特徴として挙げられたのがマイペース。その一方で内弁慶な一面も 【カネシゲタカシ】

 広島同様に「郷土愛が強い」がトップにきたのは中日だ。「地元選手への思い入れが強い」、「名古屋が本社の会社で、新人研修中に試合の途中経過が放送された」など愛され方が伝わる。だが熱狂度は影を潜め「おとなしい」や「クール」が上位に。「強いときもそうでないときもクールに見守る」、「真面目で控えめな人が多い印象」、「男性に『中日ファンです』と言われたら、なぜか信用できる人だと思う」などの一方で「あまり印象がない」という声も。

【スポーツナビ】

 中日の自由回答には歴代監督の名がよく挙がった。「星野さんの熱血漢が垣間見える」、「落合監督の印象。感情を出さない」、「与田監督のイメージで愚痴っぽい」などだ。これにはおそらく内弁慶といわれる“名古屋人気質”も関係している。「ビジターの応援がおとなしい」など外からイメージがつかみにくいため、歴代監督の強烈な個性に持っていかれるのだ。「ドアラのイメージしかない」もまたしかり。また内からも「名古屋人気質で好きなのに批判する。京田選手、名古屋のみんなは君が好きなんだよ。わかりにくい気質でごめんね。頑張ってね」と励ましコメントが。やはり中日ファンと名古屋人気質は切り離せない。

 また「〇〇そうなファンNo.1」では「マニアックでオタク気質なファンが多そう」2位(14.40%)に。ここでも「落合監督時代の玄人受けする野球が好きだから」など監督イメージが色濃く反映された。


次回は1月29日(土)に「楽天・ソフトバンク・日本ハム編」を掲載予定。

2/2ページ

著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント