トップアスリートはクセがスゴイ? 知られざるすごいアスリート伝説 VOL.2
第2回となる今回は、各界の「クセがスゴイアスリート」たちが見せた、仰天エピソードについて語ってもらった。 【スポーツナビ】
競争の激しいスポーツ界において、伝説として語り継がれる選手たちがいる。そこで今回は「知られざるすごいアスリート伝説」と題して、サッカー、競泳、ボートレース各界を代表するアスリートがとっておきのエピソードを披露。第2回となる今回は、各界の「クセがスゴイアスリート」たちが見せた、仰天エピソードについて語ってもらった。
「クセがスゴイ」というより「こだわりが強い」
【スポーツナビ】
松田 自分のネタも1個くらい入れなきゃと思って(笑)。自分ではあまりクセとは思っていないですけど、現役中は良い睡眠をとりたいという思いが強くて、結構ルーティンというか流れが決まっていました。
まず、お風呂に入って体を温めると90分後くらいに眠くなるので、もう(事前に)寝る準備を整えておきます。リラックスさせるために部屋の中でアルマオイルを焚いて。それでお風呂から戻ってきたら着替えて、薄暗い部屋の中でストレッチをやって、最後に入眠の補助をするサプリメントを飲んで寝る、というのがルーティンだったんですよ。
鈴木 「クセがスゴイ」というよりも、トップアスリートって「こだわりが強い」わけですよ。そのこだわりがあって自信につながるし、やっぱり自分自身のやり方というのがあるので、それを確立したからこそオリンピックでメダルが取れるわけですよ。
強靭すぎるメンタルを見せた元浦和レッズのワシントン
【スポーツナビ】
鈴木 もう日本人じゃ勝てないと思ったので(笑)、ワシントン選手です。ブラジル代表にまでなった選手なんですけど。188センチで90キロくらいあって、大きいしシュートもうまいし、すごい選手なんですけど。
優勝が決まるちょっと前の試合の時に、大事な試合でPKを前半に2本外すんですよ。1回目は止められて、2回目を蹴るときに監督からは「ワシントン、お前は蹴るな!」と言われているわけですよ。でも、「俺が浦和のエースだ! 俺が蹴る!」と言って聞かないわけです。それで蹴って、外すんです(笑)。そうしたら、もう大喧嘩になるわけです。ワシントンと当時のギド・ブッフバルト監督という、ドイツ代表vs.ブラジル代表の大喧嘩が始まって。でもその後、実は後半に2点を取って勝利に導くんですよ。やっぱり「俺がゴールを決めて勝つんだ! このチームを勝たせるんだ!」と。それで最終的に得点王になるんですね。
DJケチャップ でも、それくらいある意味クセがスゴくないと、勝負の世界で生きていけないですよね。