DJケチャップ　ここまでクセがスゴイアスリートがたくさん出てきていますけど、ボートレーサーだってもちろん負けていないですよね？　西山選手はいかがでしょう？

西山　「ボートレーサーは全員クセしかない」です。クセというか、こだわりが強い人が多すぎて。自販機でボタンを押すときに、足のつま先をそろえてしっかり押す人とかいるんですよ。「はよ、買ってくれ！」と思いますよ。あと、箸を（利き手と）逆の手で食べる人とか多いですね。

DJケチャップ　それは両方の手をうまく使えるように（というトレーニング）じゃないんですか？

西山　でも、（本人も）ちょっとイライラしながら食べているんですよ。「もっとうまそうに食え！」と思うんですよ（笑）。

DJケチャップ　松田さんの話じゃないですけど、ルーティンだったりゲン担ぎをされている方も多いんじゃないですかね？

西山　ゲン担ぎする人もたくさんいます。ボートに乗るときに、ずっと敬礼している方とかもいるんです。その人が乗らない限り始まらないから、「はよ、乗ってくれ！」と思うんですよ。

DJケチャップ　ちなみに、西山さんのゲン担ぎとかルーティンとかあるんですか？

西山　レース前にボートに乗るとき、3回ジャンプします。

DJケチャップ　やっているじゃないですか、自分も！　「はよ、乗れや！」って思われてるかもしれないですよ（笑）。

西山　僕は早いですよ、ピョンピョンピョン！と。

DJケチャップ　いろいろなルーティンだったり、ゲン担ぎを聞いたら、まあクセのスゴイ人はいっぱい出てくるんでしょうね。

松田　マシンへのこだわりはないんですか？　選手がチューニングされるんですよね？

西山　自分のモーターは抽選で引くので、良いモーター、悪いモーターはその時の運なんですけど、僕は整備士さんに泣きつくというこだわりを持っています(笑)。

DJケチャップ　それでは誰のエピソードが一番インパクトがあったか、ジャッジタイム！　今回、一番印象に残った「クセがスゴイアスリート」は……西山選手！

西山　いやいや、おかしい！　絶対おかしいでしょ！

DJケチャップ　それくらい、ほかのレーサーのこともどんどん突っ込める人、あなたはすごいですよ。

西山　僕らはレースをするので、クセは盗まないといけないので。

DJケチャップ　なに、この落差？　 急に真面目なコメントを（笑）。ということで、第2回「クセがすごいアスリート伝説」はここまでです。みなさん次回もよろしくお願いします！

＜第3回に続く＞