連載:野球速報アプリ「みんなのMVP」で支持された選手は?

柳田悠岐がみんなのMVP“年間大賞”に 一方「該当者なし」が多かったチームは…

スポーツナビ
 スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ 野球速報」で実施され、各試合で最も活躍した選手をユーザー投票によって決める「みんなのMVP」。各球団の2021年シーズンMVP獲得回数の結果を振り返り、12球団全体での“年間大賞”を発表する。

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1位:柳田悠岐(ソフトバンク)

12球団でファンから最も支持を集めたのは柳田。およそ5試合に1回のハイペースでMVPに選ばれ続けた 【写真は共同】

 セ・リーグではヤクルト、パ・リーグではオリックスが、ともに前年最下位からの「下克上V」を成し遂げた21年ペナントレース。個人では、村上宗隆(ヤクルト)と山本由伸(オリックス)がリーグMVPに選ばれたが、ファンが試合毎に選んできた「みんなのMVP」の通算獲得回数による“年間大賞”は、それとは異なる結果となった。

 12球団の全選手中、最も多く「みんなのMVP」に選出されたのは、獲得回数28回を数えた柳田悠岐(ソフトバンク)だった。シーズン141試合に出場し、いずれもチームトップとなる打率.300、28本塁打、80打点の成績をマークした中で、4月の4回に始まり、5月7回、6月6回、7月5回、8月2回、9月3回、10月1回と「みんなのMVP」に選出。チーム別に見ると、ロッテ戦7回、オリックス戦5回、日本ハム戦5回、楽天戦3回、西武戦3回となり、交流戦が5回(中日戦3回、DeNA戦1回、ヤクルト戦1回)。球場別では、本拠地・PayPayドームでの選出がちょうど半分の14回で、ビジターではZOZOマリンが5回とトップだった。苦しかったのはチームがBクラスに沈んだこと。MVP選出の28試合中、勝ち10試合、引き分け5試合で、負けが13試合。「孤軍奮闘」という言葉がピタリと当てはまり、敗戦の中でも自球団のファンから熱く支持された。

2位:岡本和真(巨人)

2年連続二冠王の岡本。巨人ファンから絶大な支持を受けた 【写真は共同】

 続く全体2位となったのは、獲得回数26回の岡本和真(巨人)だった。シーズン143試合に出場して、打率.265、39本塁打、113打点の成績を残し、2年連続で本塁打&打点の二冠に輝いた和製大砲。「みんなのMVP」26回を月別に見ると、4月2回、5月6回、6月7回、7月2回、8月2回、9月6回、10月1回。チーム別では、ヤクルト戦7回、阪神戦6回、広島戦4回、中日戦3回、DeNA戦1回で、交流戦5回(西武戦2回、楽天戦1回、オリックス戦1回、ロッテ戦1回)。球場別では、本拠地・東京ドームで14回選出され、ビジターでの最多は神宮での3回だった。MVP選出試合でのチーム成績は勝ち12試合、引き分け5試合、負け9試合。前半戦は10勝5敗2分と多くの勝利に貢献した中で「みんなのMVP」に選出された一方で、後半戦は2勝4敗3分と、なかなかチームを勝利に導くことができなかった。それでも不動の4番に対するG党の支持は絶大なものがあった。

3位:島内宏明(楽天)

島内が3位にランクイン。勝負強い打撃でチームを引っ張った 【写真は共同】

 続く全体3位にランクインしたのは、島内宏明(楽天)で獲得回数23回。シーズン141試合出場で打率.257、21本塁打、96打点の好成績を残したプロ10年目。「みんなのMVP」23回を月別に見ると、4月2回、5月5回、6月5回、7月2回、8月2回、9月5回、10月2回。チーム別では、オリックス戦5回、ソフトバンク戦5回、西武戦5回、日本ハム戦2回、ロッテ戦2回で、交流戦4回(阪神戦2回、巨人戦1回、広島戦1回)。球場別では、本拠地・楽天生命パークで11回選出され、ビジターでの最多は京セラドーム大阪での3回。MVP選出試合でのチーム成績は、勝ち11試合、引き分け3試合、負け9試合。シーズン途中から4番に定着し、得点圏打率.328の勝負強さで自身初の打点王のタイトルを獲得した。

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