データで選ぶパ・リーグベストナイン オリックスからの選出はまさかの1人!?

【写真は共同】

 選手の総合的な貢献度を図る指標として用いられるWAR。計算方法は複雑で一般的な指標とはいいがたいが、簡潔にいうと「その選手が控え選手に比べてチームの勝利を何勝分増やしたか」を表すデータだ。今回はこれを用いてパ・リーグのベストナインを選出した。

山本由伸がリーグ全選手トップの数値

※野手は各ポジションで100試合以上、指名打者は50試合以上出場した選手を対象 【データ提供:データスタジアム】

■投手 山本由伸(オリックス) WAR7.7
 数多くの個人タイトルに輝いた山本由伸が、WARもリーグ全選手トップの数値をたたき出した。被打率はリーグ規定投球回到達者唯一の1割台、被本塁打も同最少など付け入る隙がなく、投球イニングの193回2/3もリーグ断トツだった。

■捕手 森友哉(西武) WAR5.6
 強打の捕手として自身2年ぶりの打率3割をクリアした森友哉。今季は118試合で先発マスクをかぶり、打順も主に3番と攻守でチームの要に。リーグMVPに輝いた2019年は捕逸を12個記録していたが、今季は3個と大きく減少させた。

■一塁手 鈴木大地(楽天) WAR2.4
 三塁手と遊撃手で計3度のベストナイン受賞の実績を持つ鈴木大地。今季は全143試合でスタメン出場し、そのうち一塁手としては118試合で先発出場。リーグ3位の153安打を放つなど、安定感のあるパフォーマンスを続けた。

■二塁手 浅村栄斗(楽天) WAR5.0
 今季は楽天移籍後最少の18本塁打67打点に終わった浅村栄斗だが、自己最多の101四球を選ぶなど出塁率は.395をマーク。6年連続の全試合出場を果たし、苦しみながらも勝利への貢献度は高い数値を残した。

■三塁手 茂木栄五郎(楽天) WAR4.6
 三塁手としては自己最多の102試合に出場した茂木栄五郎が、リーグ三塁手トップのWARを記録。守備の貢献度を示すUZRでも同トップの数値を残しており、俊足を生かした走塁を含めて、総合的な貢献度は高かった。

■遊撃手 源田壮亮(西武) WAR4.3
 名手・源田壮亮がリーグ遊撃手で断トツのWARを記録。入団から5年連続でリーグ遊撃手UZRトップを記録している守備はもちろんのこと、攻撃面でもリーグ最多タイの7三塁打24盗塁を記録。安定した活躍が光った。

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