データで選ぶパ・リーグベストナイン オリックスからの選出はまさかの1人!?

柳田悠岐がリーグ野手最高のWARをマーク

【写真は共同】

■外野手 柳田悠岐(ソフトバンク) WAR6.4
 毎年高いレベルで結果を残し続けている柳田悠岐がパ・リーグ野手最高のWARをマーク。打率.300の確実性、28本塁打のパワーはもちろんのこと、キャリアハイの36二塁打を記録するなど、リーグ最多の279塁打が貢献度の高さを示している。

■外野手 島内宏明(楽天) WAR5.3
 パ・リーグ打点王の島内宏明がリーグ外野手2位のWARをマーク。今季は長打力が大きく向上し、二塁打(34)、本塁打(21)で自己最多を記録。打率は.257だったが、同じく自己最多となる97四球を選び、出塁率はリーグ6位の.385を残した。

■外野手 荻野貴司(ロッテ) WAR4.6
 今季は全試合で1番打者を勤め上げた荻野貴司。両リーグ最多の643打席に立ち、最多安打のタイトルを獲得。自慢の足でもリーグトップタイの24盗塁で初タイトルに輝くなど、年齢を感じさせない働きぶりだった。

■指名打者 近藤健介(日本ハム) WAR5.7
 今季は指名打者として65試合で先発出場した近藤健介が、リーグ野手2位のWARを記録。打率、本塁打、打点でいずれもチームトップを記録し、出塁率は今季も4割をクリア。リーグ屈指の好打者として存在感を示した。

オリックスの3・4番コンビも高い貢献を示すが…

 今季パ・リーグを制覇したオリックスからは、MVP最有力の山本由伸のみという結果になっている。打線の中心に座った吉田正尚と杉本裕太郎の3・4番コンビがいずれもWAR4.0と高い貢献を見せていたが、総合力では他選手の活躍が上回る形となった。その吉田正と杉本が打撃タイトルを獲得するなど、本家のベストナインでは実力者がひしめき合う外野手部門の接戦が予想される。タイトルこそないがリーグ野手2位のWARを記録した日本ハム・近藤健介は指名打者で65試合、外野手でも66試合に出場と、記者投票によるベストナインでは票が安定しない可能性があり、ほかの実力者が受賞する可能性も十分に考えられそうだ。

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