連載:ファンを魅了する“種牡馬”の世界

ディープ産駒を知り尽くす福永祐一が語る コントレイル産駒、サンデー系の今後は?

木村俊太
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コントレイルの現役ラストランとなるジャパンカップを前に、意気込みを語ってくれた福永祐一騎手。「種牡馬観」についても話を聞いた 【撮影:スリーライト】

 現役一流ジョッキーは種牡馬をどう捉えているのか? 騎乗馬の血統背景はどこまで意識しているのか? ジャパンカップで現役ラストランとなるコントレイルに騎乗する福永祐一騎手に、気になる種牡馬や血統に関する考え方について、さらにはジャパンカップの意気込みまで語ってもらった。 

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ディープインパクト産駒の代表馬と言えば?

2020年の菊花賞を制して無敗での三冠を達成したコントレイルと福永祐一騎手。福永騎手にとってディープインパクト産駒への思い入れは強い 【写真は共同】

――福永騎手はご自身が騎乗される馬の血統背景について、どのくらい意識されていますか?

 結構重要視します。新種牡馬に関してはデータが少ないので、あまり先入観は持たないようにしていますが、ある程度、データが出ている馬に関しては、騎乗依頼を受ける際にも参考にします。

――やはり、ご自身がかつて騎乗していた馬の仔を意識したりすることもあるのでしょうか。

 騎乗に関しては、その馬の特徴を把握する上では、かなりのアドバンテージがあると思います。種牡馬に限らず、母馬でも同じですが。癖というのは、悪癖の方が遺伝しやすいので、親馬の悪癖を知っているかどうかは騎乗に影響が出ると思いますね。

――福永騎手にとって、思い出の種牡馬は。

 やはりディープインパクトでしょう。僕自身、ディープインパクト産駒で多くの勝ち星をあげさせてもらいました。ディープインパクトから最も恩恵をもらった騎手のひとりなので、亡くなってしまったことはとても残念です。

 サンデーサイレンス産駒も若干は乗っているのですが、まだデビュー間もない頃です。サンデーサイレンスの最盛期と言われるような時期には乗っていません。それでもネオユニヴァースは「こういう馬がG1を勝つんだな」と初めて感じた馬でしたね。

――ディープインパクト産駒で、1頭挙げるとしたら、やはり……。

 それはもちろん、コントレイルですよ。何と言っても、無敗の三冠馬ですから。
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著者プロフィール

木村俊太

1966年生まれ。東京都出身。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、フリーライター・フリー編集者。スポーツ(競馬・ラグビーなど)取材を中心に活動中。競馬においては、馬券だけに留まらない競馬の魅力を広く伝えたいと願い、取材・執筆活動を行っている。著書に『ベガとアドマイヤベガ 奇跡の親仔物語』(イーハトーヴ刊)『スペシャルウィーク 最強馬の証明』(ザ・マサダ刊)『テイエムオペラオー 孤高の王者』(廣済堂刊)『観戦初心者のための ラグビー 25のルールと見方』(Kindle版)などがある。

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