藤川球児、夢を繋ぐ侍戦士に伝えたいこと 星野ジャパン同窓会・完結編
大会初戦でドミニカ共和国を相手にサヨナラ勝ちを収めた稲葉ジャパン。次は31日のメキシコ戦だ 【Getty Images】
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劇的勝利の後、2戦目のメキシコ戦は…
大会前の時点で藤川氏は、初戦の「苦戦」を予想していた。だが同時に「一番弱いところから一つずつ自信をつけて強くなる。それが王者の戦い方」と前を向く。その上で迎える2戦目、相手のメキシコ代表について「僕が知っている情報では、“就職活動”の思いが強い。MLBに行けるような年齢ではない選手が多く、日本に来たい選手がアピールしに来ている」と明かし、「バッターなら打ちたい、ピッチャーなら三振を取りたい」と指摘する。それは日本にとってはマイナスではなく、「そうなると日本の強みのリリーフはドミニカ戦よりは効く」と言い、「どの選手が日本に来たいかをマークしておくと、日本のバッテリーは攻め方が考えられる。“精神的な攻略”を進めていくと、メキシコにはたぶん勝てる」と予想する。
北京五輪では、初戦でキューバ相手に2対4で敗れた後、2戦目以降は、台湾6対1、オランダ6対0、韓国3対5、カナダ1対0、中国10対0、アメリカ2対4で予選リーグ4勝3敗だった。今回、苦しみながらも初戦で勝利したことは、大会の流れ、チームの雰囲気を作る上でも非常に大きかったことだろう。それは次戦、メキシコ戦で証明される。
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