【2020最新スイング解説by植村啓太】 安田祐香編

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人気男女プロの最新スイングをティーチングプロ・植村啓太が徹底解説。今回はプラチナ世代では圧倒的な人気を誇り、最も初優勝を待たれる安田祐香のドライバースイングを解説する。

安田祐香(やすだ・ゆうか) 2000年12月24日生まれ、兵庫県出身。高校2年で日本女子アマを制しJGAナショナルチームでも活躍。ルーキーイヤーとして迎えた2020年シーズンはケガに悩まされ成績を残せなかったが、早い復活が望まれる人気選手。

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おヘソの動かし方が絶妙 最短最速でムダのないスイングを実現

植村啓太 僕、安田プロのスイングめちゃくちゃ好きなんですよ。まず、彼女のスイングのいい所は股関節の使い方なんです。これが抜群なんです。当然、手やクラブはバックスイングでは体の右側に移動して、ダウンスイングでは左側に動いていきます。その最短最速の動きを彼女はできているのです。

この一連の動きを手で行ってしまうと、遠回りスイングになってパワーロスしてしまいます。速く振ることもできません。では、手ではなくどこを動かすかというと、それは「おヘソ」です。おヘソを一気に反対側に動かすと、最短で手とクラブは体の左側に移動できます。このとき気を付けたいのは、おヘソの速い動きに対して手を置いていかないことです。手は体の正面を外さない状態を保ちましょう。そうすれば、最短最速で動かせるのです。アマチュアはこの動きにヒザを使ってしまっている。しかし彼女は上半身と下半身の切り分けを股関節で行って回転しているので無駄が一切ないのも特徴です。

股関節をうまく使って最大の捻転を生んでいる 【GOLF Net TV】

トップスイングでのポイント 股関節による上半身と下半身の切り分け

植村啓太 股関節による上半身と下半身の切り分けが顕著なのが、トップにおける右股関節の入り方です。スエーなどをしないで、しっかり左肩がアゴの下に入っている。パワーが溜まったトップになっています。上半身と下半身の動きが異なっていて、しっかりねじれができています。

左方がアゴ下に入った理想的なトップ。大きなパワーを生み出す秘訣 【GOLF Net TV】

切り返しでのポイント おヘソの速い動きで弾道が安定

植村啓太 切り返しでは一瞬でおヘソがポンと左を向いているので、そのスピードが速く一気に振り抜ける。このとき、ヒザ下が一切暴れていません。従って弾道が安定するのです。

切り返しからフォローでのおヘソの動きが、パワーと安定の両立を実現させている 【GOLF Net TV】

後方映像でのポイント 上半身と下半身の向きの違いが顕著

植村啓太 後方からみても、テークバックがシンプルな軌道で上がってきているのが分かります。ハーフウェイダウンで腕の長さが変わっていないのも素晴らしいです。そしてトップでも腕の長さをキープできていて、大きなスイングアークをキープすることが出来ています。

ダウンスイングでも上半身の向きと下半身の向きが明らかに違っていることが分かります。上半身はやや後方を向いているのに、下半身は目標方向を向いています。上と下の捻れ差が素晴らしいです。

手元が体の正面にキープされているので、スイング中に腕の長さが変わらない 【GOLF Net TV】

切り返しで上半身と下半身が明らかに異なる方向を向いていることが分かる 【GOLF Net TV】

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