
- 小西亮(Full-Count)
- 2020年10月14日(水) 11:05
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巨人の試合は、単に自分が楽しむだけでない。「巨人戦をプラットフォームのような形で利用してお客様自身のビジネスに活用してもらえたら」と。読売新聞東京本社・野球事業部の小林さんは話す【写真は共同】
東京ドームに併設されている野球殿堂博物館。その図書室で、過去の文献に目を通す。読売新聞東京本社・野球事業部の小林拓実さんは以前、巨人軍の歴史を遡った。興行を担う身として、1934年の創設から築き上げてきた「伝統」の正体を知りたかった。
時代の荒波を乗り越え、戦い続けてきたチーム。「巨人の伝統とは、挑戦の歴史なんだと。それはビジネスに関わる人間も意識すべきことだと思いました」。チケット事業の担当となり、今年で6シーズン目。巨人よりもさらに長い歴史をもった「ベースボール」の国の成熟を、東京ドームの座席にも落とし込もうとしている。
転機となったヤンキースへの留学
端的に言うなら、「転換点」。2008年から巨人戦に携わっていた小林さんは、2014年6月から1年間、海を渡った。巨人と業務提携を結ぶニューヨーク・ヤンキースへの留学。ヤンキースの正規職員と机を並べて実際にチケット販売に携わりながら、シーズンシートに関わる戦略を学んだ。
「全体的に進んでいて、(日本とは)ステージが違うレベルにあるなと」。1901年に発足した前身のボルチモア・オリオールズから100年以上の歴史を持つ屈指の名門だ。元巨人の松井秀喜氏やイチロー氏らもかつて在籍。日本人にとっても馴染みのある球団の運営は、小林さんの想像を軽々と上回った。
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