パ・リーグ各球団の週間MVPは? 柳田が3本塁打、外崎は打率5割と大当たり

ベースボール・タイムズ

日本ハム・渡邉は先週の6試合、打率.474の活躍を見せた 【写真は共同】

日本ハム:渡邉諒

 本拠地での楽天6連戦を3勝2敗1分けと勝ち越した日本ハム。投手陣では上沢直之、有原航平、バーヘイゲンと先発陣が白星を挙げたが、打線では渡邉が好調をキープして勝利に貢献した。先週の6試合で19打数9安打の打率.474。チームが勝利した第1戦、第5戦、第6戦に加えて、3対3の引き分け決着となった20日の第3戦と、6試合中4試合で複数安打を放つ活躍ぶり。本塁打はなかったが、タイムリー2本と犠牲フライ1本の計3打点をマークした。これで8月は19試合で打率.366、2本塁打、14打点。クリーンアップにも座り始めた25歳の好調ぶりは、しばらく続きそうだ。

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西武:外崎修汰

 先週のオリックス6連戦を3連勝後に3連敗と波に乗れなかった西武だが、外崎のバットは当たり続けた。18日の第1戦で2塁打2本を含む、4安打の固め打ちを披露すると、翌19日の第2戦では、第1打席でセンター前ヒット、第2打席でライトへの2塁打を放つと、同点で迎えた9回2死3塁から決勝のランニングホームラン。第4戦以降も1安打、2安打、2安打とヒットを重ね、先週の6試合で24打数12安打の打率.500、1本塁打4打点マークした。7月は月間打率.235と低迷した外崎だが、8月に入って調子を上げて、8月の19試合中15試合でヒットを放っている。チームの借金返済と首位追走に向けて、今後もこの男の活躍は欠かせない。

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オリックス:吉田正尚

 8月20日に借金17を背負い、西村徳文監督の辞任が発表されたオリックス。開幕から低迷が続き、ついに監督交代となったチーム状況の中でも、吉田正は自らの仕事を全うし続けた。先々週に19打数10安打の打率.526の高打率をマークした男は、先週の西武との6連戦でも全6試合でヒットを重ね、計20打数10安打の打率.500で1本塁打4打点の活躍を見せた。23日の第6戦では自身23戦95打席ぶりの8号先制ソロ弾も放ち、チームの3連敗からの3連勝に貢献した。これで8月は19試合で打率.453、1本塁打、11打点。ソフトバンク・柳田との首位打者争いでもトップに躍り出た。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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