【#STAYHOMEのすすめ】アスレチックトレーナー・佐藤義人さんが教える「腰痛と肩こりに効果的なストレッチ」

構成:スポーツナビ

【写真:アフロ】

 新型コロナウイルスの流行によって、外出自粛を余儀なくされている方が多いはず。しかし、家にいる時間が増えるにつれて、心身に支障をきたしている人も少なくないのではないでしょうか。

 今回はラグビーW杯の日本代表メンバーを支えたトレーナーとしても知られる、アスレチックトレーナーの佐藤義人さんに、座りっぱなしだからこそ生じる腰痛や肩こりの改善方法についてうかがいました。

座っている時間が長くなると、腰や肩まわりに影響が

【写真:アフロ】

 自宅でテレワークをおこなっている人だけでなく、外出をしないことで座りっぱなしの時間が増えたという人も多いのではないでしょうか。

 座っている時間が長くなるということは、お尻に体重をかけてる時間も長くなるということ。筋肉はフレッシュな血流が循環していると老廃物がうまく流れるのですが、お尻に荷重がかかっていると血流障害が起きるわけです。すると、筋肉が硬くなります。お尻の筋肉が非常に硬い状態になると、腰痛が出やすくなります。お尻に体重を同じ場所にかけ続けるのがつらくなると、足を組んだり、背中を丸くしたりしてしまうため、姿勢も悪くなるのです。

 また、デスクワークで下を向いている時間が長くなると、首へのストレスも強くなりますから、首や肩まわりもひどい状態になりがち。普段そういった悩みを抱えていない方も、腰痛や肩こりになってしまうという危険性があると思いますね。
■1:腰痛改善に効果的な「お尻のストレッチ」
 前述の通り、腰痛の原因のひとつはお尻がうまく動いていないこと。座りっぱなしで固まったお尻の筋肉を伸ばして、しっかりと動きを出すためのストレッチをご紹介します。

【ストレッチのやり方】
1)右のお尻を伸ばしたい場合は、右脚を前に出してあぐらをかきます。
2)体と平行になるまですねを持ってきて、左手を自分のかかとの下に置きます。体が硬い人はかかとが滑ってきますから、滑らないように左手で止めておきます。
3)しっかりをすねをつけたまま、自分のおへそがちょうどくるぶしに来るようにしっかり重心をもってきます。
4)胸を張ったままゆっくり行けるところまで上半身を傾けます。お尻に刺激がきたらそこでOK。下で呼吸しながら10秒キープ。おわったら2〜3秒リラックスしたら、同じ動きを10秒キープします。片側3〜5回を1セットとしておこないましょう。

 1日の中で何回かこまめにおこなうことを心がけましょう。

【スポーツナビ】

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