番組後半にはレバンガ北海道の桜井良太が、一番の仲良しだという五十嵐圭（新潟アルビレックスBB）とともに出演。番組初の“オンライン対談”が実現し、クイズや視聴者からの質問に答えるなど、大いに盛り上がった。特にクイズは“相手に自分のことを知っているかを出題する”というものだったが、互いに用意した問題（3問ずつ）を全問正解するという驚きの結果となった。

　また、今シーズンで現役を退く折茂武彦（北海道）への心情を伺ったが、五十嵐は「まだまだ現役を続けてくれると思っていたので寂しい。ずっと折茂さんの背中を追い続けてきた」と、目標にしてきた折茂の引退を残念がった。トヨタ自動車（現・アルバルク東京）時代からのチームメートで、2007年にともに北海道へ渡った桜井は、「本当にまだ実感が湧かないです。練習が再開されてチームメートがそろったときに『あれ？折茂さんがいない』ってそこで感じるかもしれない」と話すように、やはりその存在は計り知れないものがあるようだ。「今年のオールスターのときのように盛大に送り出してあげられたら喜ぶと思うし、早くそういう状態になって欲しい」と、15年間苦楽をともにした“レジェンド”への思いを語った。

　対談の最後には「一人ひとりが責任ある行動をとることで、状況は好転すると思う。僕たちも来シーズン皆さんの前でプレーするためにしっかり準備をしていきますので、みんなで乗り切ってまた笑顔でお会いしましょう」（五十嵐）、「いまはスポーツを楽しめる状況ではないが、スポーツで元気になれる瞬間は必ずやってきます。そのときはまたみんなでバスケットボールを楽しみましょう」（桜井）と、全国のバスケットボールファンへメッセージを送った。

　なお、番組内でB2のシーズンMVPが発表され、広島のグレゴリー・エチェニケが初受賞となった。エチェニケは既に帰国しているが、ファンへの感謝を伝えるメッセージ動画が紹介された。

『B.LEAGUE EVERYWHERE スポナビ×Bリーグ スペシャル番組』は、スポーツナビとBリーグ公式YouTubeにおいてアーカイブ視聴が可能。次回は5月3日の18時から配信予定となっている。