【#STAYHOMEのすすめ】メンタルトレーナー・高畑好秀さんが教える「家庭でできるストレスケア」
【写真:アフロ】
ある程度意図的に情報をシャットアウトすることも、こういうときだからこそ大切。例えば、好きな情報番組だけを見て、それ以外は意図的に見ないようにシャットアウトするのもおすすめです。
あとは、好きなことや夢中になれることに没頭する時間をつくるのもよいでしょう。ジグソーパズルや絵を描くこと、読書など、自分が夢中になって取り組む時間を持つと、時間があっという間に過ぎていきます。そうすると、室内にいてもストレスを感じないはずです。時間があるからこそ、普段忙しくてなかなかできないことに没頭して時間を使うのも、ストレスをためない良い方法なのかなと思います。
例えば、僕の知り合いはルアー作りが趣味で、こういう時期だからこそ木を削ってルアーをいっぱい作ってますよ。忙しくて普段できないけれど、夢中になって好きなことをやる時間を持つことができる。これは良いチャンスだと思ってやってみるのもすごく良いことですね。
【写真:アフロ】
「めんどくさいからLINEで簡単に済ましちゃえ」と思っているかもしれませんが、こういう状況のときは、電話やテレビ電話で直接相手の声を聞いたり、相手の顔を見たりしながら会話をすることがものすごく大切です。
人と会話をすることは、自分の頭の中を言葉にして整理していくという効果もあります。みんな同じ境遇に置かれているわけですから、みんな同じような不安を抱えている。一緒に不安を共有するだけでなく、「一緒に元気になったらまた酒でも飲もうね」と将来の楽しみを話し合うなどして、「また楽しい時間を過ごせるときが来る」ということを頭の中にイメージさせるのもすごく良いですね。
こういうときだからこそ、人と人との結びつきや温もりを感じることもできるでしょう。
高畑さんからのメッセージ
そういうクセが身につくと、この新型コロナウイルスの問題が終息して普通の状態に戻っても、この先さまざま苦難にぶつかったときに、プラスに物事をとらえて進んでいくことができるようになります。こういう状況だからこそ、自分自身の考え方を変える良いチャンスかもしれませんね。
(取材協力:Viibar/オルタスジャパン)