今季から紫のナンバー10を背負う森島司 初代10番の“ドラゴン”を超えられるか
久保や柏木、浅野ら歴代の名手がつけた紫の10番は森島に受け継がれた。クラブの期待に応え、偉大な先人たちを超える存在に―― 【(C)J.LEAGUE】
サンフレッチェ広島「背番号10」の系譜
久保竜彦(97〜02年)→マルセロ・エルツェッグ(03年)→チアゴ(04年)→ガウボン(05年)→ウェズレイ(06〜07年)→柏木陽介(08〜09年)→ムジリ(11年)→高萩洋次郎(13〜14年)→浅野拓磨(16年)→フェリペ・シウバ(17〜18年)→パトリック(19年)→森島司(20年)
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イングランドの慣習にならって
広島の10番といえば、かつてはエースストライカーの番号だった。まだ固定番号制ではなかったJリーグ創成期には、この高木がナンバー10を背負った 【写真:アフロ】
「この番号が欲しい」と圧倒的な人気を集めていたのは8番。続いては7番だ。森崎和幸と森崎浩司。日本サッカー史に残るツインズに対する憧憬(しょうけい)が、「8」と「7」に対する渇望へと向かわせていた。11番を求めていたのが、浅野拓磨である。偉大なる佐藤寿人に対して敬意を抱きつつ、いずれは彼から「11」を受け継ぎたいと強く思っていた。
一方で10番はどうだったか。
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