並里成、県予選大濠戦が“事実上の決勝” Bリーガーが語るウインターカップ<2>
高校1年次にはベスト5に選ばれるなど優勝に貢献。早くからウインターカップで活躍した並里成 【写真:伊藤大充/バスケットボールキング】
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東京体育館ではテレビで見たシーンが目前に広がっていた
自分の中で将来アメリカに行きたいというのが目標にありました。その中でどうしても外国人留学生と一緒にプレーしたいという気持ちがあって、留学生のいるチームだというのが理由1つでしたね。中学校の頃まで周りの選手のサイズが低かった、それでバウンズパスしか出せなくて。上からパスを出すとかいろいろなプレーに早く慣れたいなというものあって、留学生がいるチームが一番って考えていました。
――結構熱心に誘ってくださった感じだったですか?
2、3回くらい井手口(孝)先生が直接来てくださりました。ちょうど自分が入学する前年にウインターカップで優勝して選手が入れ替えの時期だったですけど、いろいろと話を聞いてチーム的にも組織的にも僕はひかれるものがありましたね。
――そのウインターカップでは1年生の時から出場してベスト5にも選ばれましたが、初めてコートに立った瞬間の気持ちを教えてください。
本当に目標というか、ずっと映像で見てきた場所だったので。まずそこに立てたのがすごくうれしかったですし、そこで自分が活躍するんだという想いもありました。本当に有言実行というかそれがかなって、半分夢みたいな気分でしたね。自分が無意識にプレーしていたからだと思いますが、どこでやっているのかも忘れるくらい集中していて……優勝した後に、初めて会場全体を見渡して雰囲気を感じた感じで、「これ映像で見ていた場所だ」というのがあって非常に思い出に残っています。
――やはり“優勝”の二文字は違いましたか?
もう優勝より良いものはないですね。そのために本当に睡眠時間もプライベートも削ってバスケを続けてきたので、本当にそれが報われた感じで良かったなと感じました。
――その一方で2年生の時には福岡県予選の決勝でライバルである福岡大学附属大濠高校(福岡)に敗れました。あの時のことは覚えていらっしゃいますか?
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