高平慎士に聞くリレー侍メダルの可能性 期待する選手、理想のオーダーとは?

折山淑美
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7月のダイヤモンドリーグロンドン大会で好記録を出した男子4×100メートルリレーチーム。世界選手権ではメダル獲得の期待が高まる 【写真:ロイター/アフロ】

 5月の世界リレーではバトンミスで失格となったものの、7月のダイヤモンドリーグロンドン大会ではサニブラウン・ハキーム(フロリダ大)がいないオーダーで今季世界リスト2位の37秒78をマーク。桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン、小池祐貴(住友電工)と9秒台が3人出てドーハ世界選手権での金メダル獲得への期待も高まっている男子4×100メートルリレーの見通しを、北京五輪同種目銀メダリストの高平慎士さんから聞いた。(取材日:9月3日)

ライバル多し。日本の金は「難しい」

 日本で3人が9秒台に入ったとはいえ、まだサニブラウン選手以外は1回だけ。9秒8台を普通に出しているクリスチャン・コールマン選手やノア・ライルズ選手を擁するアメリカや、前回の世界選手権で優勝しているイギリスもいる状況では、メダルの可能性は高いと言えても金メダルとなると難しいのが正直なところです。

 人材ぞろいのアメリカはさておき、イギリスの各選手のシーズンベストの平均を見ると日本とさほど変わりません。しかし、安定感は抜群で本当に強い。前回の世界選手権を優勝してから自信も持っており、オーバーハンドパスの手本と言えるほどにバトンパスの精度は高く、絶対に外さないと言えるほどのすごさを持っています。
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著者プロフィール

折山淑美

1953年1月26日長野県生まれ。神奈川大学工学部卒業後、『週刊プレイボーイ』『月刊プレイボーイ』『Number』『Sportiva』ほかで活躍中の「アマチュアスポーツ」専門ライター。著書『誰よりも遠くへ―原田雅彦と男達の熱き闘い―』(集英社)『高橋尚子 金メダルへの絆』(構成/日本文芸社)『船木和喜をK点まで運んだ3つの風』(学習研究社)『眠らないウサギ―井上康生の柔道一直線!』(創美社)『末続慎吾×高野進--栄光への助走 日本人でも世界と戦える! 』(集英社)『泳げ!北島ッ 金メダルまでの軌跡』(太田出版)ほか多数。

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