二日酔いの朝は何食べる?専門家が教える「これ効いた」ベスト4
【common 二日酔いに効く食べ物】
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辛い二日酔い、何を食べれば治るの!?
二日酔いになるのは、アルコールを分解した後にできる「アセトアルデヒド」という物質が体内に残っているからです。「アセトアルデヒド」が翌日残っていると、頭痛や吐き気を感じたりします。
【二日酔いの女性】
今回は、栄養学とスポーツ科学を専門とする筆者が、二日酔いの日に食べて「効いた!」と実感したおすすめの食品を紹介していきます。
そもそも二日酔いにならないために
・二日酔いになるラインを知っておく
二日酔いを避けるために知っておきたいのは、どのくらいの量を飲んだら二日酔いになるのか、というラインを知っておくことです。
お酒の飲める量には個人差があります。日本酒1合や、ビール1Lといった目安でもよいですし、アルコールを50mL摂取したら二日酔いになるという計算の仕方でも構いません。
まずは、二日酔いにならないためにはどれだけアルコールを飲めるのか、ということを知っておきましょう。
・決めた量以上飲まない意思を持つ
二日酔いになるラインが分かっても、お酒を飲み出したら自制心がきかず、つい飲み過ぎてしまいますよね。
しかし、そこは自分の意思でグッとこらえましょう。二日酔いを防ぐには、飲み過ぎないのが最も効果的です。飲む前に、「今日はビール2杯と焼酎2杯まで」と決めておくことが大事。そして、自分で決めた量以上は飲まないようにしましょう。
・ちゃんぽんはしない
ちゃんぽんとは、たくさんの種類のお酒を飲むことをいいます。ビールやウイスキー、ワイン、日本酒など色々な種類のお酒を飲むと危険です。
ちゃんぽんで二日酔いになるのは、自分がどれだけお酒を飲んだかを把握しづらいからです。あまり飲んでいないような気分になり、ついたくさん飲んでしまい、二日酔いになってしまいます。できるだけ1種類のお酒で楽しむようにすると、二日酔いを防ぐことができますよ。
それでも、やっぱりお酒は飲み過ぎてしまうもの・・・!?ここからは、辛い二日酔いを少しでも緩和するために、食べてほしいおすすめの食べ物を紹介していきます。
1、朝食に取り入れやすい「卵」
【卵粥】
システインと聞くとピンとくる方もいるのでは?「シミ飲んでなおそうハイチオールC〜♪」のCMでおなじみのハイチオールCの主成分がL-システインです。肌の新陳代謝も助けることから、今はシミへのアプローチを前面に出して広告していますが、元々は二日酔いに効く一般薬として売られていたんです。
二日酔いの朝には、卵を食べるのがオススメ。ゆで卵でも良いですし、エネルギー源である糖質とお酒で抜けてしまった水分を摂るために、卵粥にして食べると良いですよ。これなら食欲がない朝でも食べられます。市販のものもあるので、常備しておくと便利です。
2、ビタミンCが豊富「オレンジ」
また、ビタミンCにはアセトアルデヒドを分解する酵素、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きを助けてくれます。
二日酔いの朝は食欲がわかない、という方もフルーツなら食べられるのではないでしょうか。ビタミンCが豊富なオレンジなどの柑橘類を食べて、二日酔いを乗り切りましょう。
3、アルコール分解を促進「トマトジュース」
【トマトジュース】
トマトジュースには、アルコールの分解速度を上昇させる栄養素が含まれていることが報告されています。実際にトマトジュースを二日酔いの朝に飲むと、個人的にはとてもスッキリします。
同時に、アルコールの分解により失われる水分も補えるので、一石二鳥ですね。
4、飲み会前にも効果的「ハチミツ」
飲んで次の日に喉が枯れていた!なんて時には、特にハチミツは最適です。
また、飲み会の前にハチミツを食べておくことで、酔いが回るのを遅らせ、二日酔いを予防することができます。ぜひ試してみてください。
今回は、二日酔いの朝に食べたい食べ物を紹介しました。アセトアルデヒドの分解を助けてくれる栄養素を含んだ食べ物を食べることで、二日酔いの辛さを緩和できると思います。とはいえ、飲みすぎてしまえば食べ物ではどうにもならないもの・・・。そもそも二日酔いを予防するには、アルコールを摂取しすぎないということが最大の予防法ですよ。
中野卓
大学では栄養学、大学院では運動生理学を専攻。現在はスポーツ科学の研究に携わる。プライベートでは筋トレが日課。ダイエットやトレーニングに関する情報を発信していく。
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