連載:Jリーガーの“#お気に入り”

中村憲剛、活躍の秘訣は3つのお気に入り? 足裏のケア方法やスパイクへの愛を語る

C-NAPS編集部

川崎の顔・中村憲剛が愛用する“#お気に入り”について語った 【写真:C-NAPS編集部】

 2017、18シーズンとJ1を連覇し、今シーズンも第22節までを終えて3位と優勝争いを繰り広げる川崎フロンターレ。Jリーグを代表するチームの中心で、10月には39歳になる大ベテランの中村憲剛が存在感を放ち続けている。四十路目前にしてなお、「まだまだサッカーがうまくなりたい」と目を輝かせながら語る中村が、長年活躍できる秘訣は何なのか。

「Jリーガーの“#お気に入り”」第2回は元日本代表MFが愛用しているこだわりのアイテムに注目し、選手としてのこだわりやプロの世界を生き抜いてきた要因に迫った。

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40代手前の匂いケア!? エチケットのための香水

外国人選手や海外でプレーする日本人選手は匂いにこだわっている人が多いという 【写真:ロイター/アフロ】

 お気に入りアイテムとして、ディプティックの「ロードタロッコ」を使っています。20代の時は香水なんてまったく無頓着でしたが、11年オフのヨーロッパ旅行がきっかけでしたね。パリで買い物をしていたときに妻が薦めてくれました。30歳を過ぎたタイミングで「そろそろ身だしなみにも気を付けた方がいいよ」って。それ以来、ずっとこの香水を使っているので、もう歴としては7、8年になりますかね。

 ロードタロッコは、ほのかに香る控えめないい匂いです。男女問わずどなたにでも合いそうですね。あまり目立ちすぎず、自己主張もしない。常に黒子に徹するタイプの僕にはすごく合っていると思います。試合の時もそうですが、試合後によくつけていますね。囲み取材の時に、汗臭かったら嫌じゃないですか。40歳目前で加齢臭も少しずつ気になり出したので、香水はエチケットかなと(笑)。

 サッカー選手で匂いにこだわっている人は多いですよね。とくに外国人選手は競り合った際に、匂いがすることも多い気がします。あとは海外でプレーする日本人選手もそうですね。日本代表合宿の時に実感しましたが、海外の影響を受けたのか、みんなものすごくこだわっているように思いました。

 ロードタロッコをとても気に入っているので、これからも他を試す気はあまりないかな。気に入って使っているものをコロコロと変えて気分転換するタイプではないので。今後、40、50代になって考え方が変わり、“大人な男性”としてのセルフプロデュースが必要になった時は違う香水を選ぶかもしれません(笑)。その時もインスピレーションが合うものを選びたいと思います。

長い現役生活を支える健康グッズ「青竹踏み」

「足裏を見ればその人の健康状態が分かる」という憲剛は青竹踏みを愛用している 【写真提供:中村憲剛】

 僕が健康維持のために唯一、ずっと続けているのが「青竹踏み」ですね。実は使用歴は20年くらいで、もはや自分の体の一部みたいなものです。これ、見た目は地味ですけど、すごく気持ちがいいんですよ。練習後や試合後に疲れて家に帰ってきた時や、テレビを観ている時など、暇さえあれば踏んでいます。青竹踏みが完全に習慣化しているので、やらないとむしろ気持ち悪いくらい(笑)。

 僕は偏平足なので、昔から足がすごく疲れやすいんです。サッカー選手は常に地面に足裏が接しています。だからこそ、足裏の健康には気を付けるべきだと思うんですよね。特にピッチコンディションによって足裏の疲労度や、疲れる箇所も変わってくるので、それに合わせたケアをしています。「足裏を見ればその人の健康状態が分かる」というのは僕の自論ですが、足裏がほぐれることで腰痛や肩こりなど全身の不調のケアにもつながると考えています。僕自身、もともと腰痛持ちですしね。

 ちなみに青竹踏みのやり方としては、硬い角を踏むのが好きです。硬い部分で踏むとコリが取れやすいんですよね。これまで青竹踏みはいろいろと試してみたのですが、プラスチックでイボイボが付いているのは苦手でした。だって痛いから(笑)。試行錯誤しつつ、今の硬めのタイプに行きついた感じです。やっぱり竹が一番ですね。青竹踏みはずっと使っていますが、飽きたことはありません。日常生活でストレスにならないものは、習慣化することができるんですよね。何事も、長く続けられるのにはそれなりの要因があるんです。

 今シーズンはちょっとケガで出遅れましたが、プロ生活全体で考えると17年間にわたって大きなけがもなく、サッカーを続けることができています。38歳まで現役を続けられている秘訣をよく聞かれますが、特別なことはしていません。青竹踏み以外はね(笑)。ちゃんと練習して、その後にちゃんとケアするという当たり前のことを当たり前に続けてきた結果なのかなと思っています。そのおかげで、しなくていいけがが減ったのかなと。

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著者プロフィール

ビジネスとユーザーを有意的な形で結びつける、“コンテキスト思考”のコンテンツマーケティングを提供するプロフェッショナル集団。“コンテンツ傾倒”によって情報が氾濫し、差別化不全が顕在化している昨今において、コンテンツの背景にあるストーリーやメッセージ、コンセプトを重視。前後関係や文脈を意味するコンテキストを意識したコンテンツの提供に本質的な価値を見いだしている。

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