制球重視で初陣飾った大船渡・佐々木 指揮官も「効果的な投球」と評価

ベースボール・タイムズ

初戦は2回でマウンドを降りた大船渡・佐々木。わずか19球で相手打線を封じた 【写真は共同】

 大船渡のエース・佐々木朗希が投打にわたる活躍を見せ、チームを勝利に導いた。

 7月16日に行われた全国高等学校野球選手権岩手県大会。花巻球場では2回戦の3試合が行われ、第2試合で大船渡と遠野緑峰が激突した。試合開始前から、内野スタンドはほぼ満席状態。両チームのスタメンが発表され、「4番、ピッチャー、佐々木君」のコールが球場に響き渡ると、客席から大きな拍手が沸き起こった。

 1回表、先攻の大船渡は、1番・及川恵介、2番・熊谷温人の連続ヒットで先制点のチャンス。1死後、4番に入った佐々木がライトオーバーの2点タイムリースリーベースを放ち、自らのバットで先制点をたたき出す。

 続く木下大洋の犠牲フライで1点を追加。佐々木は3点のリードをもらって、初回のマウンドに立った。

2回無失点2奪三振。19球でお役御免

 春から、コントロールと配球を意識した投球を重視している佐々木。この日は課題をクリアするかのような投球を見せてくれた。

 先頭バッターに投じた初球は143キロの直球。この球で空振りを奪うと、続く2球目の直球を詰まらせてショートゴロに打ち取った。2番打者を初球で打ち取り、簡単に2アウトを奪うと、3番打者には1ボール2ストライクから147キロの直球を外角に決め、見事な空振り三振に仕留めてみせた。

 この日最速のボールが決まって、スコアボードに球速が映し出されると、客席からは歓声が湧き上がり、佐々木は気持ち良さそうな表情でベンチへ引き上げていった。

 佐々木がわずか7球で初回を抑えると、2回表には大船渡打線が爆発。3本のタイムリーヒットに、犠牲フライ、相手のワイルドピッチなどで一挙7点を奪い、リードを10点に広げた。

 佐々木は2回裏も危なげない投球で三者凡退に仕留めると、3回表に打席が回ると代打を送られ、この日はお役御免に。投球内容は、2イニング19球、無安打、2奪三振で初戦の登板を終えた。

 試合は、大船渡が4回、5回にも追加点を挙げ、17安打14得点を奪い5回コールドの圧勝。投げては、佐々木から「気持ちを強く」とエールをもらい、マウンドを受け継いだ大和田健人も3回を投げ、1四球でランナーを許すもノーヒットに抑え、無安打無得点リレーを完成させた。

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プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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