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最激戦区・神奈川を勝ち抜くのは?
地方大会の有力校を分析、関東・東京編

東東京

◎二松学舎大付

◯帝京

△東亜学園


 二松学舎大付は昨夏の甲子園メンバーが多く残る。左腕の海老原凪(3年)は球威が増し、右の大庭颯仁(3年)も成長。甲子園でマスクを被った2年生捕手・山田将義が冷静にリードする。打線も右田稜真(3年)を中心に強力。初戦で夏5回甲子園出場の修徳と対戦する可能性があり、いきなり大一番となるか。


 平成最初の夏の甲子園を制した帝京は188センチ左腕・田代涼太(2年)が成長し8年ぶりの甲子園を狙う。実践学園、堀越など実力校が同居したブロックを勝ち抜けるか。


 秋ベスト4の東亜学園は高校日本代表一次候補に選ばれた左腕・細野晴希(3年)が大黒柱。ノーシードで挑む今夏は、好投手2人を擁する第1シード・関東一と同じブロックに入った。


 都立勢では春ベスト4で第1シードを獲得した小山台を筆頭に、雪谷、紅葉川、文京、城東などが上位候補になってきそうだ。

西東京

◎東海大菅生

◯日大三

△国士舘


 都大会では秋準優勝、春優勝、春の関東大会でも準優勝と実績を残してきた東海大菅生が一歩リード。エース・中村晃太朗(3年)は三振がとれるタイプの左腕で、関東大会は20イニングで無失点と抜群の安定感を発揮した。打線も春の都大会準々決勝で日大三から12得点。センバツ出場をあと一歩で逃した悔しさを夏に晴らす。


 日大三はドラフト候補の150キロ右腕・井上広輝(3年)と191センチの長身右腕・廣澤優(3年)と好投手が2人いて、投手陣に絶対の自信を持つ、第3シードになったが、東海大菅生や早稲田実とは別ブロックとなった。2校を続けて倒す必要がない組み合わせは吉兆になるか。


 秋の都大会を制した国士舘はエース・白須仁久(3年)が成長。さらに山田裕也(3年)が台頭してきた。早大学院、駒場学園などの難敵が入ったブロックを勝ち抜いて、春夏連続出場への足掛かりをつかめるか。


 早稲田実は日本ハム・清宮幸太郎の弟、清宮福太郎(1年)が入部して話題になった。エース・伊藤大征(3年)は140キロを超える本格派。秋春ベスト8の国学院久我山も、攻守の要となる宮崎恭輔捕手(3年)を中心に、28年ぶりの夏を目指して戦力充実。好投手のいる片倉、八王子実践、昨夏準優勝の日大鶴ケ丘なども上位候補だ。

神奈川

◎東海大相模

◯横浜

△桐蔭学園


 全国2番目、181チーム参加の最激戦区。


 春の関東大会を制した東海大相模は練習試合も含めて現チームではほとんど負けなし。投打で注目される遠藤成(3年)を中心に、昨春センバツベスト4を経験した左腕・野口裕斗(3年)など投手陣が充実している。山村崇嘉、西川僚祐の2年生スラッガー2人を筆頭に打線も強力。4年ぶりの全国制覇も狙える戦力があり、まずは神奈川制覇を狙う。


 4年連続出場を狙う横浜はエース・及川雅貴(3年)に復調の兆しが見えてくるかが最大のポイントになる。打線は、センバツではケガの影響で出場機会が限られた度会隆輝(2年)が復帰したのが好材料。勝ち上がれば東海大相模とは準決勝で激突する組み合わせになった。


 秋の関東王者・桐蔭学園は春の県大会初戦で敗れてノーシードとなった。抽選でどこに入るか注目されたが、春に敗れた向上と同じブロックに入った。高校日本代表候補研修合宿に参加した遊撃手・森敬斗(3年)を中心に、課題の投手陣を援護したい。


 同じくノーシードの慶應義塾は東海大相模と4回戦で対戦する可能性がある。昨年は春夏連続で甲子園を経験した捕手・善波力(3年)を中心に2年連続の夏を目指す。


 桐光学園は2年生左腕・安達壮汰が成長。谷村然と冨田冬馬(ともに3年)のダブルエースに割って入ってきた。第1シードの鎌倉学園は昨夏の南神奈川大会決勝で敗れた悔しさを晴らしたい。このほか、日大藤沢、藤沢清流、厚木北なども力がある。

山梨

◎山梨学院

◯東海大甲府

△駿台甲府


 過去3年、夏の山梨大会決勝はいずれも二桁得点。今年も強力打線で4連覇を狙う山梨学院が本命だ。「山梨のデスパイネ」こと主砲の野村健太(3年)は高校日本代表候補研修合宿後にケガで離脱したが、他の野手陣が奮起して春の県大会優勝に繋げた。捕手の栗田勇雅(2年)は冷静なリードと強肩で、相澤利俊(3年)ら豊富な投手陣を引っ張る。


 東海大甲府は秋の県大会を制したものの、開催地1位シードの関東大会では初戦の準々決勝で敗退。センバツ出場を逃した。加藤匠と鈴木虎我(ともに3年)が投打両面で軸になる。


 駿台甲府は春準優勝で関東大会に出場した。主将の杉田大貴(3年)は山梨屈指の好打者。チームを初の甲子園出場に導けるか。


 Aシードである甲府商のブロックに、秋の関東大会で横浜と戦った甲府工が入った。お互い勝ち上がれば3回戦で対戦するため、大会を占う一戦になりそう。このブロックには昨夏準優勝の帝京三も入っており、どこが勝ち抜いてくるか。山梨学院と同じブロックに入った日本航空は豊泉啓介新監督が就任し、復活を目指す。

松倉雄太
松倉雄太

 1980年12月5日生まれ。小学校時代はリトルリーグでプレーしていたが、中学時代からは野球観戦に没頭。極端な言い方をすれば、野球を観戦するためならば、どこへでも行ってしまう。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『ホームラン』などに寄稿している。また、2005年からはABCテレビ『速報甲子園への道』のリサーチャーとしても活動中。

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