存在感示すもう一方の“ディープ産駒” リフレッシュ明け出走で穴を狙え
ディープブリランテ産駒の前走距離との比較別成績(芝)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
この結果から言えるのは、ディープブリランテ産駒全般が中長距離向きではないということだろう。むしろ短距離から長距離まで幅広いタイプが出るのが特徴。ただ、中長距離を主戦場としている馬の方が、安定した成績を残しているということではないだろうか。
ディープブリランテ産駒の競馬場別成績(芝)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
一方、良績を残しているのが中京。【13.9.9.68】で勝率13.1%・連対率22.2%・複勝率31.3%となった。同じローカルでは、新潟の成績も比較的良い。中央場所では中山よりも東京の方が連対率・複勝率はいい。京都と阪神は互角に近い成績。つまり、広々とした左回りのコースを得意としている。このあたりは、同じサンデーサイレンス系の種牡馬であるハーツクライに少し似ている印象だ。
ディープブリランテ産駒の間隔別成績(芝・10番人気以下)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。