マンチェスター・シティは2024年のホーム最終戦でエヴァートンと1-1の引き分けに終わった。ペップ・グアルディオラ監督率いるリーグ王者はボール支配で優位に立ったが、粘り強いエヴァートンを崩し切れなかった。

試合開始14分、ベルナルド・シウバが左サイドからのジェレミー・ドクのパスを受け、狭い角度からゴールを決めた。しかし、前半終了前にエヴァートンのイリマン・エンディアイエが鮮やかなシュートで同点弾を放った。

後半早々、アーリング・ハーランドがPKのチャンスを得たが、エヴァートンの守護神ジョーダン・ピックフォードにセーブされた。シティは終盤まで攻勢を続けたものの、ショーン・ダイチ監督率いるエヴァートンの堅守を突破できず、勝ち越し点を奪えなかった。

この結果、シティは2024年の全公式戦で27試合中18勝を挙げ、65ゴールを記録。なお、毎年恒例の年内最終ホームゲームでは、試合前にクラブ関係者でこの12カ月間に亡くなった方々を追悼するセレモニーが行われた。

試合開始直後、ヨシュコ・グヴァルディオルのヘディングがポストを直撃する場面があった。エヴァートンは4-5-1の守備的布陣で臨み、シティが主導権を握る展開となった。14分、ドクが左サイドからカットインし、ベルナルド・シウバへのスルーパスを供給。シウバがスライディングで放ったシュートは相手に当たり、ゴールマウスに吸い込まれていった。

その後、ハーランドがピックフォードをかわしてシュートを放つも、エヴァートンのジャラッド・ブランスウェイトにブロックされた。ベルナルドは30分過ぎにも追加点のチャンスを得たが、左足のアウトサイドで放ったシュートはゴール右に外れた。

シティの優勢にもかかわらず、決定力不足が露呈。すると、エヴァートンのエンディアイエが素早いファーストタッチからのシュートを決め、試合を振り出しに戻した。前半終了間際、シティは再び攻勢を強めたが、エヴァートンの粘り強い守備に阻まれ、1-1で前半を終えた。

後半開始直後、サヴィーニョがエヴァートン守備陣を翻弄し、ハーランドへのクロスを供給するも、ヘディングは枠を捉えられず。さらに、自身の強烈なボレーもブロックされた。立て続けの攻撃で勢いに乗るサヴィーニョは、エヴァートンのヴィタリー・ミコレンコに倒され、PKを獲得。ハーランドがキッカーを務めたが、ピックフォードが見事にセーブ。リバウンドを押し込んだものの、オフサイドの判定となった。

試合終盤、両チームともに勝ち越しを狙い、スピーディーな攻防を展開したが、決定力を欠き、試合は1-1のまま終了した。マンチェスター・シティは12月29日に今年最後の試合（レスター戦）を迎える。