中日、かつての本拠地・ナゴヤ球場に帰る 竜党の「聖地」でOP戦が行われた意義
最終試合は相手の「胴上げ試合」。今回も…
7日のオープン戦では、その悔しさを晴らすべく、寒空の中集まったファンも勝利を期待したが、打線が全く機能せず。6回2死まで1人のランナーも出すことなく、結果は4安打完封負け。ファンに勝利をプレゼントすることはできなかった。
この球場でプロ生活のスタートを切った与田剛監督は試合後、久々の「聖地」での1軍ゲームに以下のようなコメントを残した。
「(オープン戦の)場所が変わったどうこうではないんだけど、個人的には自分のスタート地点なので思い入れはありましたね。そういう意味では、来てくれたファンに勝ちを見せたかったですね」
大事な調整の時期にこの日のような底冷えの中で試合を行うなら、ドームを使用したいという気持ちもあるのではないか。だが、これについても指揮官は、プロである以上天候は関係ないという立場を示した。
「相手も同じ環境だから。それで打てなかったのは関係ないですね。もちろん寒さがプラスになったとは思わないけれど」
球団の歴史を振り返る恒例行事化を期待
収容人数がナゴヤドームに比べ圧倒的に少ないなど、この球場での1軍戦開催はビジネス的にはさほどプラスにはならないだろうが、球団の歴史を振り返るという意味で、この「ナゴ球クラシック」は今後も継続していってほしい。