オリ・吉田正尚が侍デビュー弾を狙う “和製ハーパー”の豪快スイングに期待
課題の腰痛を乗り越えて飛躍
“和製ハーパー”こと吉田正尚が、持ち前のフルスイングでアピールを狙う 【写真は共同】
出身は福井県福井市。県内の名門・敦賀気比高へ進学すると、1年夏から4番打者として甲子園に出場。2年春には開会式直後の開幕戦で3安打を放ってチームの勝利に貢献するなど、ベスト8の原動力となった。進学した青山学院大でも1年春からクリーンアップの一角を担い、4年秋には2部リーグながら三冠王を獲得。侍ジャパン大学代表の一員として2年時に日米大学野球、そして4年時にはユニバーシアード大会に出場し、主に4番打者として優勝に貢献した。U−18日本代表との壮行試合でも2打席連続本塁打を放つなど、その長打力を遺憾なく発揮していた。
身長173センチと、プロ野球選手としては小柄と言える。それでもプロ屈指の飛距離を誇るのは、体全体を目一杯使ったフルスイングが要因だ。ただ、その代償とも言えるのが慢性の腰痛で、プロ1、2年目に60試合程度の出場数にとどまった原因にもなった。しかし、その中でも2年連続で2ケタ本塁打を記録してポテンシャルの高さは示していた。高橋由伸(元巨人)など数多くのアスリートを執刀した名医の手術を受けて臨んだ昨季、ついに初のシーズンフル出場を果たすと同時に、球界を代表するスラッガーに成長した。
指揮官も「あれだけ飛ばす選手はそういない」
MLBを代表する左の強打者で、今オフに米国スポーツ史上最高額となる13年3億2500万ドル(約363億円)でフィリーズと契約したブライス・ハーパーを「憧れの対象で目標の選手」に挙げている吉田。稲葉監督は今チームで岡本和真(巨人)の4番起用を公言したが、その後を打つポイントゲッターとして期待される存在である。本拠地に豪快なアーチを架けられるか、世界を見据える若き侍の代表デビューに注目だ。
3月9日(土) テレビ朝日系列(全国ネット) 18:56〜21:54 生中継
※21:54〜BS朝日にてリレー中継 ※試合終了時はハイライト
https://www.tv-asahi.co.jp/baseball_japan/#/
3月10日(日) TBS系列(全国ネット) 19:00〜20:54 生中継
※20:53〜BS-TBSにてリレー中継
http://www.tbs.co.jp/samurai-japan/m0211.html
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