アルバルク東京・馬場雄大の原点 豪快ダンクは父との特訓から生まれた
バスケ選手だった父のフォームに見とれて
A東京で活躍する馬場雄大は、2017年に日本代表入りし、着実にステップアップしている 【佐野美樹】
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富山第一高校時代は、同校でコーチを務めている父・敏春さんと「コーチと選手」という関係で3年間を過ごした経験もある。
「父は僕に夢を与えてくれた人」(雄大)、「親子でありながら、友達のような関係」(父・敏春さん)と表現し合うふたりをそれぞれ取材し、バスケットボールを軸とする“父子”日本代表のキズナに触れさせてもらった。
馬場は日本代表の一員として、W杯出場を目指すアジア地区2次予選でも大役を担う 【中村博之】
そのミニバスチームでは、敏春さんが会社の終業後や休みの日に、コーチとして女子チームを指導していた。隣のコートでやっている息子も目の届く範囲にいる。しかし、「雄大」という名前に「伸び伸びと大きく、自由奔放に育ってもらいたい」という願いを込めている敏春さんが、息子に対して強制的にあれこれ言うことはなかった。
「人生は一度しかない。いろいろな選択肢を与えて、やらせてあげることが親。押さえつけるのは子どものためになりません」
これが敏春さんのモットーだ。
それでも雄大の目には自然と父の姿がまぶしく映っていた。