兄に続け!リバーシブルレーンに★6つ 瞬発力を秘めた後ろ脚は「ダービー向き」

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 いよいよ秋の中山・阪神開催がスタート。暑い夏競馬をパスした素質馬たちが集結し、2歳戦の熱量はまだまだ下がりそうにない。そんな開幕週からは、中山初日の新馬戦を勝ち上がり★6つを獲得したリバーシブルレーンを紹介する。

半兄は今年のダービーに出走 リバーシブルレーン

先行策から早々と抜け出したリバーシブルレーンが快勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/8(土) 中山5R 2歳新馬 芝2000m
リバーシブルレーン 牡 馬体重:440kg
★★★★★★ 6点
騎手:大野 厩舎:(美)高木
生産:社台ファーム
馬主:吉田照哉
父:ハーツクライ
母:カウアイレーン(キングカメハメハ)

 好スタートを決めてスムーズに2番手へ。前半1000m通過が64秒4という遅い流れで、マクって来る馬がいたが、それは難なくパスして3角過ぎからペースアップ。残り400mの地点で早くも先頭に立つと、追いすがる2着馬をアッサリと突き放して快勝。ラスト2Fを11秒4−11秒2でまとめ、まだ余力もありそうな様子。次も楽しみだ。

馬体診断
 2人引きのパドックでは小足を使っていたように、ややテンションの高さが目立った。実戦での折り合いに問題はなかったが、課題のひとつだろう。晩成傾向のあるハーツクライ産駒にしては現時点でのトモの出来が良く、スタートの良さもここに起因している。全体像の美しさもさることながら、瞬発力を秘めた後肢も評価すべきポイント。皐月賞やダービー向きの馬体と言える。

血統診断
 母カウアイレーンはOP時代のターコイズS(中山芝1600m)を勝ち、GIII・クイーンSで3着の実績がある。母の兄姉にブラックホーク、ピンクカメオといったGI馬がいる血統で、マイル色が強めだが、本馬の半兄ステイフーリッシュは昨年暮れのGI・ホープフルSで3着。今年5月のGII・京都新聞杯を制し、ダービーに駒を進めた。父の影響が強く出ているようで、本馬も芝の中距離以上に適性がありそう。

馬券の狙い目→実戦での操縦性が良く、条件を問わず安定して走れるタイプ。東京コースに替わってもOKで、東スポ杯2歳S(東京芝1800m)などでも狙ってみたい。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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