【ドラゴンゲート】吉野が吉田退け王者として大田区大会へ 5年ぶりの“土井吉”対決の王座戦に
オープン・ザ・ドリームゲートのベルトを守った吉野正人(右から2番目)。次は盟友・土井(左)との決戦へ 【(c)株式会社ドラゴンゲート】
ビッグマッチにふさわしく4大タイトル戦が行われた。
「丸め込み技禁止」の理不尽ルールを跳ね返す
「丸め込み禁止」の理不尽ルールとなったが、ならばと関節技の「ソル・ナシエンテ改」で決着をつけた 【(c)株式会社ドラゴンゲート】
挑戦者の吉田は戦前から「丸め込み技禁止」という理不尽な要求を突き付けるも、吉野は王者としてこれを受諾。しかしながら、172センチ・77キロという中軽量級の体格ながら無差別級のドラゴンゲートのトップ戦線を引っ張る吉野にとっては、178センチ・120キロという吉田のような巨体を誇る選手を相手に丸め込み技を封じられるのは大きな不利。王者がどのような闘いを見せるかに注目が集まった。
吉野には、丸め込みを封じられたとしても「ソル・ナシエンテ」という一度完全に極まれば、ほぼ脱出不可能というメキシコ仕込みのサブミッションがある。これを狙うべく、序盤は徹底した腕攻めで吉田を苦しめる。
しかし、吉田も体格差を利用したパワー殺法で吉野を攻め立てていく。
吉田優勢の展開の中、吉野に逆転のチャンスが。吉田のパワーボムをクルリと切り返してエビ固めに入るも、これがレフェリーに丸め込みと判断され、ルールの壁に苦しめられる。
さらに吉田は毒霧攻撃まで繰り出し王者を追い詰めるが、20分過ぎ、一瞬の隙を突いた吉野はトルベジーノからソル・ナシエンテで吉田を捕獲。さらにこの体勢のまま足をロックするソル・ナシエンテ改へと移行させ、粘る吉田もついにギブアップ。見事2度目の王座防衛を果たした。
土井があらためて挑戦をアピール
毎年恒例の東京・大田区総合体育館大会でのビッグマッチで、団体の至宝・ドリームゲート王座を争う2人 【(c)株式会社ドラゴンゲート】
かつては袂を分かったこともあったが、2人はドラゴンゲートを代表する「土井吉(どいよし)」タッグを結成しており、現在もユニット“MaxiMuM(マキシマム)”のチームメイトとなる。
2人の決戦の舞台になるのは、24日の東京・大田区総合体育館大会。約5年ぶりとなる盟友同士の対決にファンの期待も高まる。
「THE GATE OF ORIGIN 2018」試合結果
[王者]○吉野正人
(27分4秒 ソル・ナシエンテ改)
[挑戦者]●吉田隆司
※王者が2度目の防衛に成功
<第6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合>
[王者組]B×Bハルク、○YAMATO
(25分7秒 ギャラリア→片エビ固め)
[挑戦者組]ドン・フジイ、●斎藤了
※王者組が初防衛に成功
<第5試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合>
[王者]○Eita
(14分1秒 トラースキック→エビ固め)
[挑戦者]●パンチ富永
※王者が初防衛に成功
<第4試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権>
[王者組]堀口元気、横須賀ススム、○Kzy
(16分35秒 韻波句徒→体固め)
[挑戦者組]●U−T、ヨースケ・サンタマリア、Kagetora
※王者組が3度目の防衛に成功
<第3試合 8人タッグマッチ>
●石田凱士、ドラゴン・キッド、ジェイソン・リー、土井成樹
(16分54秒 Ben−Kボム→エビ固め)
神田裕之、鷹木信悟、○Ben−K、ビッグR清水
<第2試合 ドラゴンゲート&センダイガールズプロレスリングミックス・ド・マッチ>
カサンドラ宮城、○望月成晃
0分6秒 顔面蹴り→片エビ固め
里村明衣子、●“ハリウッド”ストーカー市川
※再試合
○カサンドラ宮城、望月成晃
8分58秒 横入式エビ固め
里村明衣子、●“ハリウッド”ストーカー市川
<第1試合 6人タッグマッチ>
●問題龍、“brother”YASSHI、Gamma
11分18秒 ザ・ビッグタンプ→片エビ固め
ワタナベヒョウ、シュン・スカイウォーカー、○ウィリー・マック
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