ガンバ遠藤保仁が語る思い出の宝塚記念 今年注目しているのはこの馬だ!
競馬ファンのプロサッカー選手・遠藤保仁さんに宝塚記念の思い出と今年の注目馬を聞いた 【netkeiba.com】
そんな宝塚記念を、競馬ファンのプロサッカー選手・遠藤保仁さんは、どんなふうに楽しんでいるのか。思い出の宝塚記念馬から今年注目している馬まで、存分に語っていただいた。(取材・文=軍土門隼夫)
最初のヒーローはテイエムオペラオー
遠藤選手が競馬を見始めた頃に活躍していたテイエムオペラオー。この年は破竹の重賞8連勝で、古馬路線を完全制圧した。写真は2000年宝塚記念。 【netkeiba.com】
宝塚記念でいえば、初めてリアルタイムで見たのはテイエムオペラオーが勝った年(2000年)です。それで、次の年はメイショウドトウですよね。2頭がやりあっていたあの時代が、まさに僕が競馬を見始めた頃です。
阪神競馬場は、僕が所属しているガンバ大阪のクラブハウスがある大阪府吹田市からはほぼ目と鼻の先なので、“地元のレース”という意識は当然ありますね。京都の天皇賞・春もいいですけど、やっぱり宝塚記念は地元のレースという感じです。レースのイメージとしては、やっぱり梅雨の時期に行われるレースですから、雨もよく降るし、開催の最終週なので馬場が荒れている印象です。そのせいで強い馬が苦戦することも多いですよね。
思い出の宝塚記念馬たち
遠藤選手が印象に残っている宝塚記念として選んだ、ディープインパクトが完勝した2006年のレース。 【netkeiba.com】
勝ち馬じゃないですけど、ポップロック(2007年3着)はどんなレースでも上位に入ってきて、好きな馬でした。
ドリームジャーニー(2009年)は、鞍上だったケンイチ(池添謙一騎手)が僕と同じ歳なんですよ。それで応援していました。オルフェーヴル(2012年)もケンイチでした。阪神大賞典で外に大きく膨らんで、次の天皇賞・春で大敗(11着)したあとで。あんなふうに強い馬が大敗して、でもやっぱり強かったというのは、個人的に好きなパターンでもあります。
でも、一番思い出に残っているのはゴールドシップですね。それも勝った年(2013、2014年)じゃなく、負けた年(2015年15着、勝ち馬ラブリーデイ)です。これは、ちょうどクラブハウスでチームのみんなと見ていたんです。ゴールドシップが3連覇するだろうと話しながら見ていたら、ゲートから全然出てこなくて、大出遅れでしたよね。オイオイッ!! って、全員でツッコミましたね(笑)。