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トロロッソ・ホンダは天国から地獄へ
中国GPで大苦戦した理由

原因を追求できれば次のステップへ

バーレーンでは4位に入ったガスリーだが、中国では18位に終わった
バーレーンでは4位に入ったガスリーだが、中国では18位に終わった【Mamoru Atsuta】

 決勝ではチームメイト同士の接触が取り沙汰されたが、別にバトルを演じた末の接触ではなく、お互いがポジションをスワップすることを理解していた上での意思疎通ミスの問題だけに、大騒ぎするようなことではない。それよりも重要なのは、間違ったセットアップのまま予選・決勝を戦わなければならなかったことだ。


 ホンダのパワーユニットは1.2キロと長いバックストレートでも十分に競争力を発揮し、決勝ではトラクション不足のためザウバー、レース後半はステアリングアームの破損のためウイリアムズを抜くのに苦労したが、まずまずの車速を見せた。


 ただしこれはSTR13のドラッグの小ささに助けられたものでもあり、ルノーと同等程度になっているとはいえ、仮にあと10キロワット(約13.6馬力)パワーがあれば上海なら0.2秒弱のゲインになるはずで、大接戦の中団グループでは大きな意味をもたらすことができるのも事実だ。


 バーレーンでは「4位」という見た目の順位に踊らされた面もあったが、チームとしては3強に次ぐ中団トップの「4番手」。上海では予選・決勝でSTR13のポテンシャルを引き出すことができず、見た目上はザウバーやウイリアムズと最下位を争うところとなったが、金曜の結果からすれば本当の力としてはチームとして「5〜7番手」を争う位置にいたことは確かだ。そして「4番手」までのタイム差は0.5秒もなかった。


 つまり、これが今のトロロッソの実力であり、上海では今ここで見る必要の無かった地獄を見たことになる。しかし、その地獄を見ることになった原因をしっかりと究明できれば、いずれは必要になるはずの成長をここで遂げることができる。これを糧として次へのステップをしっかりと踏み出せばいいのだ。


(テキスト: Mineoki Yoneya)

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