苦難乗り越え出産したミス・モンゴル “お母さんレスラー”として再スタート
昨年末に第1子を出産した女子プロレスラーのミス・モンゴル(右)がわずか2カ月のスピード復帰。試合会場には夫の東京03・豊本さんも観戦に来ていた 【ミカエル・コバタ】
国内では、北斗晶、ジャガー横田、旧姓・広田さくららが、出産後、“ママさんレスラー”として、カムバックしているが、皆それ相応の時間を要している。だが、モンゴルはわずか69日後の復帰で、まさに異例のスピード復帰となった。
山あり谷ありの事実婚から昨年初夏に入籍
昨年は豊本さんの「騒動」で“渦中の人”となったが、それでも毅然とした対応をしていた 【ミカエル・コバタ】
2014年12月27日、東京・新木場1st RINGで主催した「世界プロレス協会」での「20周年記念興行」におけるリング上で、かねて交際中だった豊本さんに逆プロポーズ。豊本さんもそれを快諾し、婚約。その後は事実婚状態が続いていた。婚姻届を提出しようとしたこともあったが、書類の不備で受理されなかったこともあり、未入籍のままであった。
そんななか、2人にピンチが訪れたのは、昨年3月下旬のこと。
何があったかは、ほとんどの読者の方がご承知かと思うので、詳しいことは割愛するが、某週刊誌で豊本さんの女性問題に関する記事が出た。その後、マスコミによる後追い報道も過熱し、モンゴルは“渦中の人”に。それでも、毅然とした対応を取ったモンゴルは、堂々としたものだった。
危機もあった2人であるが、話し合いの末、晴れて入籍。昨年9月に、それを発表した当時、モンゴルは「騒動の前から、『今年の良き日に籍を入れよう』と話し合っていました。そんなとき、あの報道があったんですが、私はすでに知っていました。ただ、あの件で彼が痛い目に遭って、“いい薬”になったようです。それで当初の予定通り、籍を入れることになりました。よく芸人さんの遊びは、“芸の肥やし”とか言われるけど、私はそれを容認するつもりはなく、『次にやったら、今度はどうなるか分からない』って思ってます」と話していたものだ。