2018年重賞の馬券的中は京都金杯から! 好走データ総まとめ、特に枠順が重要

JRA-VANデータラボ

前走距離別成績(芝のみ)

表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表5は前走距離別成績(芝のみ)。好走例が多い前走1600mと前走1800mを比較すると、前走1800mのほうが好走率、回収率ともに高く、該当馬がいれば狙ってみる価値がありそうだ。前走1400mは1着例こそないものの、2、3着に入った例は計7回あり、複勝率は前走1600mより高い。前走2000mは連対例がないが、3着に入った2頭がいずれも10番人気以下と激走には注意したい。なお、前走でダート戦を使っていた馬の好走例は、距離を問わず1頭もいなかった。

前走クラス別成績

表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表6は前走クラス別成績。基本的には前走の格が高いほど好走率も高い傾向にある。前走1600万下の好走例は2着が2回のみ。前走オープン特別は、好走率はあまり高くないものの、勝ち馬を4頭出しているので侮れない。前走G3は1〜3着に入った例が計9回と最多。前走G2も1〜3着に入った例が計7回と多いが、好走率は前走G3より低い。前走G1の好走率の高さはさすがだが、人気に推されやすく、低調な回収率にとどまっている。

前走オープン特別出走馬・前走着順別成績

表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表7は、前走オープン特別出走馬の前走着順別成績。前走1着馬は好走率、回収率ともに優秀で、該当馬がいれば狙ってみたい。以下、前走5着までは好走例があるものの、前走6着以下だと出走例が25回もありながら1〜3着に入った馬は皆無。さすがに厳しそうだ。

前走G3出走馬・前走人気別成績

表8 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表8は、前走G3出走馬の前走人気別成績。前走2〜4番人気の数字が非常によく、合算して【2.3.1.5】、勝率18.2%、複勝率54.5%、単勝回収率130%、複勝回収率167%となっている。該当する馬がいれば、信頼できる存在となりそうだ。

前走G2出走馬・前走人気別成績

表9 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表9は、前走G2出走馬の前走人気別成績。この組で興味深いのが、前走1〜4番人気だった馬が合わせて【0.0.1.4】なのに対して、前走5〜9番人気だった馬のほうが合わせて【1.2.1.7】と好走例が多く、好走率も高いこと。前走G2組は、前走時点の評価があまり参考にならないようだ。

前走G1出走馬・前走着順別成績

表10 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表10は、前走G1出走馬の前走着順別成績。この場合、前走9着以内なら合わせて【2.2.1.5】、勝率20.0%、複勝率50.0%、単勝回収率54%、複勝回収率93%。いわゆる妙味はないものの、確実な軸馬として期待が持てそうだ。しかし、前走10着以下だと好走例が見当たらない。前走G1といえども、大敗後の巻き返しは難しいようだ。たとえば、前走マイルCS6着から京都金杯1着となった13年のダノンシャークのように、前走G1出走の場合はひとケタ着順に収まっていた馬を狙っていきたい

 なお、本稿執筆時点では京都金杯の登録馬が未発表となっているため、今回はデータ分析を受けての有力馬を挙げることはできない。登録馬が発表されたあと、各自でご確認いただけると幸いである。もちろん、表2の項で述べた通り、枠順が非常に重要なレースなので、枠順が決まってからのチェックもお忘れなきようにお願いしたい。

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