“世界最強”オールブラックスの鍛え方 SBWは「瞑想と視覚化」を意識
「シーズンを通して体型を維持することが大事」
トレーニング前に瞑想を取り入れるなど、独自の視点を持っているソニー・ビル・ウィリアムズ 【赤坂直人/スポーツナビ】
アーロン ラグビーで難しいのはシーズンが長いこと。約10カ月あります。そのシーズンを通して体型を維持することが大事です。
細かく言えば、もっと細くなりたいとか、マッスルになりたいとか、いろいろありますけど、試合がある毎週土曜日に、自分が良い状態にあると感じることができるか、がポイントです。
もちろん、時々は自分にご褒美をあげています。とんこつラーメンや、から揚げや天ぷら……時々は食べます。日本はおいしいものが多いですね(笑)。
SBW 私ももっと向上できると思っています。そのために、体のことはものすごく細かく気にしています。お菓子類は食べません。チョコレートも飴もアイスも。口にするものは基本的には水とサラダと肉ですね。
SBW「トレーニングは貯金しておくのと同じ」
「もっと向上できる」と語るソニー・ビル・ウィリアムズ 【赤坂直人/スポーツナビ】
SBW 今、着ている新しいインナーは気に入っているので、今後もこれを着ていくと思います。自分が快適に感じることができるのが大事ですし、ハードにトレーニングできます。
トレーニングの時に、自分の力を注ぎ込んで貯えたものがあるほど、試合でそれを出すことができます。銀行に貯金しておくのと同じですね。
アーロン 快適に着られることが重要です。自分の体をケアしていると感じることができて、フィット感がありながら動きやすくて、回復も促してくれるものが良いですね。また、寒い時にある程度の暖かみを得ることができる、というものを選ぶようにしています。
2年後のワールドカップ「優勝が究極的な目標」
「世界最高のスクラムハーフの一人」と評価されているアーロン・スミス 【赤坂直人/スポーツナビ】
アーロン まずは代表スコッドに入ることが目標です。2015年は幸運なことに出場することができたのですが、そのためにさまざまな準備をして多くの犠牲を払ってきました。
ワールドカップはラグビーの頂点ですから、そこになんとかたどり着きたいです。ワールドカップでプレーするのは人々の記憶に残ること。歴史を作り上げる一端を担いたいと思っています。とにかく一生懸命トレーニングしてスコッドに入れるようにしたいです。
SBW 私の夢としては代表に入ることです。メンバーに入れたとしたらオールブラックスとしては優勝が究極的な目標になります。そして同時に、エンターテインメント性の高い、魅力的なプレーをしたいと考えています。
(取材・文:安実剛士/スポーツナビ)