去る人、来る人の空想クロストーク 今宮純のF1ザ・ショウダウン番外編
18年シーズンはどうなる?
成績不振によりルノーを去ることになったジョリオン・パーマー(右端) 【XPB Images】
マッサ:そういえばここに(ロバート・)クビサがいないな、(ポール・)ディ・レスタも……。
MC:招待状はクリスマス前にウィリアムズ側にお出ししたのですが、ご本人たちからの連絡はありません。
バトン:もう聞いてるんだろ、フェリッペ。
マッサ:そんなのもう「関係ねー」と言ってるでしょ。ブラジルにずっといてカート大会の揉め事で忙しかったから」
ルクレール:来年は呼んでくださいよ、チームに許可取り付けますから。
ウェーレイン:そういうオフのイベント、気を付けた方がいいよ。忠告しておく。けがしたら一生の不覚だから。
MC:ところでウェーレインさん、18年はまだ?
ウェーレイン:僕に振られても困ります。トト(・ウォルフ)さんにすべてお任せしていますから……。
バトン:パスカル、これが終わった後に二人きりで話をしよう。なにもかも『人任せ』は良くないよ。マネージャーになってやろうか? ハハハ、冗談だよ。
ガスリー:ジェンソン先輩、ホンダのことを後で相談というか、ぜひお話を聞きたいです。
ハートレー:自分も一緒に、ぜひ。ドイツの会社とはつきあいが長かったのですが、日本の企業のことはピエールよりも知らないので。
MC:ルノーを辞めたパーマーさん、18年は?
パーマー:父から今はこういう場で何も言うなと教えられているので。すみません。
バトン:大丈夫だよ、君のお父さんはすごいコネクションを持っているからさ。うちの父親とは全然違う。
MC:クビアトさんはどうなのでしょう?
クビアト:プーチン大統領しだいかな、いやうそです。国の連盟とか、国営会社の方には今もよくしてもらっています。(セルゲイ・)シロトキンも自分もそうです。アメリカのリバティ社とは“対ロシア”関係だけど(笑)。
ハートレー:うらやましいな。ニュージーランドではありえない。ヨーロッパからは地球でいちばん遠い島国だから。
MC:ルクレールさんはフランスでなくモナコ国籍ですよね。
ルクレール:そう、レース一家ですが、決してリッチ・ピープルではありません。カナダのアイツとは違う。
MC:はいそろそろ中締めをレース・キャリア最長15年のマッサさんに。
マッサ:ご指名ですので私が。思い起こせばジェンソンがタイトルをとった09年、ハンガロリンクでの事故の瞬間、視界に銀粉が舞うようだった――。18年からは“ハロ”(コクピット保護システム)がある。もしあれがあったらアイルトンは助かっていたでしょう。若い君らにゴッド・ブレス・ユー。
MC:スピーチありがとうございました。良いシーズンを――。
P.S. 今シーズンのご愛読を感謝いたします。(今宮純)