競馬を愛する有名人に聞いた 有馬記念の注目はコノ馬だ!
前走で古馬を一蹴! アルゼンチン共和国杯を制した勢いは侮れないスワーヴリチャード
スワーヴリチャードは、初の古馬混合戦となったアルゼンチン共和国杯を2馬身半差の快勝。写真は2017年アルゼンチン共和国杯。(C)下野雄規 【netkeiba.com】
打倒キタサンとしてまだ対戦していない、スワーヴリチャードの未知の魅力にかける声も多い。「レース運びの有利さ」、「強い3歳世代」、「余裕のあるローテ」など、プラスファクターが多い。また、「早実に勝った東海大菅生のよう」と独特の表現で賞賛しているタレントもいた。
草野仁さん(キャスター)
「キタサンが有終の美を飾るか、シュヴァルグランがGIを連覇するかに注目が集まるが、スワーヴリチャードに期待してみたい。3歳馬ではレイデオロに次ぐ実力馬、キタサンを射程圏に置いてレースを進められれば有望だ」
小島友実さん(フリーアナウンサー)
「現段階の注目馬は、スワーヴリチャードです。有馬記念は余力があることが大切。アルゼンチン共和国後、有馬記念に絞った点に好感が持てます。3歳馬が古馬に勝ちまくっている点も強調材料。右回りの中山でM.デムーロ騎手がどう乗るか。本命はもう少し悩みたい」
内田敦子さん(フリーアナウンサー)
「ローテーションを見ると、出走馬のなかで最も良いコンディションで臨めるのがこの馬。道悪の菊花賞と天皇賞秋を走っておらず、疲れの不安がない。アルゼンチン共和国杯1着→有馬記念はゴールドアクターと同じローテーション」
リトル清宮さん(ものまねタレント)
「今年の有馬記念は、引退のキタサンブラックが優勝候補でしょうが、僕はM.デムーロ騎手を圧倒的に注目しています。今年の有馬記念は「キタサンブラック vs. M.デムーロ」という、“馬 vs. 騎手の戦い”で盛り上がると見ています。2017年は、M.デムーロ騎手を買っておけば間違いなし、という年だったと思います。キタサンブラックの勝利で有終の美を飾り、最後に中山競馬場で北島三郎さんの「まつり」を聞いて締めくくり、駅まで徒歩60分という電光掲示板を見ながら帰るというのが個人的にも理想ですが、清宮選手が今年の夏甲子園に出られなかったように、世の中そんなに上手くはいかないんだね。また来年もコツコツと頑張ろうと言いながら1年を終えるのが、いい締めくくりだと思います。そして、早稲田実業に勝った東海大菅生のように、キタサンブラックに勝つのが、M.デムーロ騎手のスワーヴリチャードだと思います」
シュヴァルグラン、ミッキークイーン…ほかにも目移りしそうな強豪馬が目白押し!
ジャパンCを制したシュヴァルグラン。昨年の有馬記念以来となる中山コース攻略がカギとなる。写真は2017年ジャパンC。(C)下野雄規 【netkeiba.com】
ジャパンCを勝ったシュヴァルグランを推す声も多い。堅実ぶり、ここにきての充実度はもちろん、サイン馬券(見得買い)という声も。
谷桃子さん(タレント)
「有馬記念といえば、世相を表すレース。ということで、私が注目したのは今年の流行語トップ10、今年の顔にも輝いたブルゾンちえみさんにちなんだサイン。ブルゾンちえみさんのブルゾンは、英語のジャンパーを意味するフランス語。フランス語表記で名付けられている馬名の馬を探したところ、唯一1頭だけフランス語表記のお馬がいました! それはシュヴァルグラン。ブルゾン、英語のジャンパーを意味するフランス語。シュヴァルグランで決まり?? ですかね? サイン馬券なので、枠順が出てからの最終決定では本命が変わることがあるかもしれません。ご了承ください」
また、少数派ながら、「宝塚記念の好走実績が有馬記念に直結する」という声や、「世界の角居(調教師)の智略を侮るなかれ」という声も。
■ミッキークイーン
岡村麻純さん(タレント)
「私が有馬記念の予想で重要視しているのは宝塚記念の成績です。秋のGIで苦戦しても有馬記念で好走する例がよくあります。そんな宝塚記念の好走馬のなかで3着のミッキークイーンに注目です。秋2戦目で、他馬と比べて消耗が少ないのも魅力。昨年以上の順位に期待です!」
■シャケトラ
旭堂南鷹さん(講談師)
「GIを4戦戦って、正直、頭打ちの感は否めない。だが、大箱のコースよりも中山や阪神のほうが適性が高いのは明らか。まして中山二五は、春に日経賞を快勝した絶好舞台。挑戦者でありながら、秋は前哨戦を使わず、天皇賞から叩き3走目で迎える有馬記念。世界の角居の智略が冴える。“漆黒の虎”が下総で吠える!」
競馬はロマン。とくに有馬記念は「夢」が詰まっている。今年はどんなドラマが待ち受けているのか。有馬記念の発走は12月24日(日)15時25分。