坂本が女子首位「全くびびらなかった」 全日本フィギュア女子SP後コメント
4位樋口新葉、ミスあるも収穫「失敗しても引きずらなかった」
(昨シーズンからの成長をどう感じる?)全日本だけ比べたら同じくらいの点数なのですが、(今年は)失敗がありながらその点数だったので、もっともっと点が伸ばせるなと。本当に簡単なジャンプでミスをしてしまい悔しいです。(フリーがある)明後日は本当にミスをしないようにしたいなと思いました。
(アクセルのミスの後に3回転+3回転など大きなジャンプが待っていたが、どう切り替えた?)もう失敗はできないなと考えていました。練習でも1回失敗しても次のジャンプから跳べるようにすごく練習してきたので、それをそのままやるだけと思いながら滑りました。
(五輪代表選考会を兼ねた全日本で演じた感想は?)今日のことだけに集中していたのであまりいろいろなことは出てこなかったです。でも気持ちよく滑れたと思うので、明後日のフリーでそれを今日よりもっと感じられるような滑りができるといいなと思います。(今日の収穫は?)失敗しても68点(68.93点)が出せたことと、失敗してもそれを次に引きずらなかったこと。あとはたぶんステップ、スピンでレベルが取れていたと思うので、それが前回の試合から続いてすごく良かったところかなと思います。
(GPファイナルで失ったと語ったジャンプの自信は回復している?)自信をつけるような練習をこの1週間してきたので、それなりの自信はあるかなと思います。(ダブルアクセルのミスはフリーに引きずらない?)そうですね……本当に簡単なミスだったので立て直せるかなと思います。(ステップ、スピンにはどんな思いを込めた?)加点をもらえるように頑張って速く回ったり、ステップでは練習通りすごく楽しく滑っていたので、それが伝わったらいいなと思いながら滑りました。
(フリーに向けて)今日のミスはあまり引きずらないように忘れて、明後日は明後日で自分の練習してきたことを思い切り出せるように、滑って良かったと思えるような演技をしたいです。
5位紀平梨花、大技決めるも後半ミス「なんで〜(笑)」
(全日本でアクセルを決めたことは?)フリーへの自信になりますが、今回は点数を確実に出していきたいという思いもあったので、絶対にトリプルアクセルよりも簡単なジャンプでミスが出たのは悔しいです。(点数はどれくらいを目標にしていた?)70点は行きたいなと思っていました。トリプルアクセルを入れたぶん、70点は行くかなと思っていて、アクセルを入れないのと同じくらいの点数では、ミスの仕方も含めて悔しいですね。(フリーで2本トリプルアクセルを入れたら、バンクーバー五輪の浅田真央選手以来だが?)今回のルッツを忘れられるような演技をフリーではしたいですし、この調子でいけば自己ベストも出せるかもしれないので、自己ベストを目指して頑張りたいと思います。
(200点超えは?)今シーズン中に達成したいと思っていますし、今回は気持ちが入りすぎてのミスではなくて、リラックスし過ぎたミスだったので、今までになく悔しい気持ちです。緊張してのミスというのであれば、ちょっと違うと思うんですけど、練習でもリラックスしても跳べているジャンプなので、フリーではこの悔しさを胸に自己ベストを狙いたいです。(技術的に変わった部分は?)一番は精神面が違います。今季は大きな試合でも緊張しなくなったので、そこが変わったし、技術的にはトリプルアクセルの確率とほかのジャンプでも崩れなくなったところです。
最終滑走の本田真凜は6位「今できることは思いっきりやれた」
(演技全体の中で一番考えたことは?)ショートは本当に自分の中で特別な曲なので、全日本の最終滑走で演技できてうれしかったですし、滑りながら「“全日本してる(出ている)”なぁ」と思って、本当に緊張っていうのが実際に滑ってみたら無かったので、明後日はもう少し緊張感を持って、緊張を楽しんで滑れたらいいなと思います。
(最終グループは、いつも一緒のリンクで滑っている選手もいて、負けたくないという思いなどはあった?)週末に、今日同じグループだった選手もみんな一緒に練習をする機会があったんです。他の人の演技を見ていないので分からないですが、相手になるように頑張りたいなと思っていました。
(終わった直後はどんな思いだった?)今できることは思いっきりやれたかなと思いました。ループも点数にはなったので、悔しいという気持ちはそこまで無かったんですけど、フリーでもっと頑張らないといけないなと思いました。(五輪選考会だなという気持ちはあまり無かった?)滑ってみたら本当になくて、いつも通り、いつも以上に試合を楽しんで滑れました。
(今日出せた自分らしさと、出せなかった自分らしさは?)ミスはあったんですが、去年の自分よりもミスがあった中でも点数的には上でした。でももっと高いところを目指していかないといけなかったんじゃないかなと思っているので……。もっと頑張らないといけないなと思うんですけど、また明後日そこでそれをぶつける場所が残っているので、思いっきり自分ができることを全部出しきりたいと思っています。
(はじめに先生方とハイタッチをしてものすごい勢いでリンクに出たように見えたが、どのようなテンションだった?)自分でも全然落ち着いていなくて(笑)。早く滑りたいなと思って6分練習が終わって待っていたので「次、次、次!」と思って。いつも濱田(美栄)先生が試合のことが多いんですが、(田村)岳斗先生も、中国杯が終わってからたくさん一緒に付きっ切りでジャンプの特訓をしてくださって。ハイタッチしてから出て行きたいなと思っていたので、岳斗先生にもそうしてもらいました。
(あさってのフリーに向けては?)一番は、自分のため以上に家族がすごく応援してくれているなというのが伝わってきたので、今まで家族で頑張って積み重ねてきたものをまたひとつ積み重ねて、喜ばせてあげられるような演技がしたいなと思います。
7位の三原舞依、アクセル転倒は「跳び急いでしまったのかな」
(アクセルの転倒は記憶にある?)ダブルアクセルで転んだのは……シーズンまでショートのアクセルでミスすることが無かったので、いつかは覚えていないです。でもアクセルで失敗してしまうというのは、ちょっと心の弱さもあるのかなと先生にも言われました。ショートのノーミスが練習でできていただけに、本当に悔しいなと思います。
(ミスをどう分析している?)アクセルの前にブラケットというターンが入っていて、それはいつも通りカーブに乗って踏み込めたと思ったんですが、左足に踏み込んだときに跳び急いでしまったのかなというのが、今の率直な気持ちです。跳び上がった瞬間になかなかいつものピッチに上げられなくて、回転がぎりぎりになってしまったと思います。
(フランス杯後に「跳ぶには勢いが必要で、やることはいっぱいある」と言っていたが?)全日本が近づいてくるにつれてダンスレッスンなどもたくさんやっていただき、今までよりも練習を積んできたと先生にも言っていただけて、すごく自信を持って練習することができました。ただ本番になってすごくミスが出るということは、本当に自分でもよく分からなくて、「なんでかなあ」ということを来年に向けて考えていきたいと思います。
(フリーや去年のプログラムに比べてショートは気を使う部分が多いと感じる?)プログラムのエレメンツとエレメンツの間のトランジッションがすごく難しくなっています。ただ滑ってジャンプやスピンをこなしていくだけじゃなくて、プログラムコンポーネンツが上がっていくようにトランジッションをたくさん入れていただいたので、ジャンプ以外で考えることはすごくたくさんあるかなと思います。
(フリーで立て直すというのは世界選手権の経験があるが、これから1日どう過ごしたい?)今シーズンのGPシリーズ2戦など、フリーで立て直す機会が多すぎて本当に応援してくださっている方々にすごく申し訳ないなと思うのですが、フリーはショートよりは得意だと思っているので、1つ1つ大切にしていきたいです。