いくつもの顔を持つレアル・マドリー クラブW杯ではどの顔を見せるのか?
南米王者グレミオは好チーム
クラブW杯で初の連覇を狙うレアル・マドリー。今回はどの顔を見せるのか 【写真:Maurizio Borsari/アフロ】
はたして14日のクラブW杯にて、われわれはレアル・マドリーのどの顔を見ることになるのか? 今季の不安定なレアル・マドリーなのか。セビージャを5−0で破ったレアル・マドリーなのか。6月のCL決勝でユベントスに完勝したレアル・マドリーなのか。
クラブW杯の決勝で対戦することが予想されるブラジルのグレミオは、バルセロナが獲得間近と報じられているアルトゥール、GKのマルセロ・グロエらを擁する好チームだ(編注:アルトゥールは一度は登録されたが、負傷でメンバーから外れた)。レアル・マドリーがこの南米王者を破るためには、好調時のプレーレベルを取り戻す必要がある。
ボカに敗れた00年大会を経験したクラブ役員は確実にいるだろう。彼らは同じ過ちを繰り返さぬよう心掛けるはずだ。選手たちが「俺たちはレアル・マドリーだから勝てる」と考えるようならば、再び高い代償を払うことになりかねない。実際、16年大会の決勝でも鹿島アントラーズがサプライズを起こしかけている。
もちろんこれだけの選手たちがいれば、素晴らしいフットボールを披露することも可能である。果たして、いくつもの顔を持つレアル・マドリーは、クラブW杯でどの顔を見せるのか。その答えは間もなく分かる。
(翻訳:工藤拓)